ファーストステップ
管理会計
【第13回】
「設備投資の経済性計算の要素」
~ベーカリーはオーブンが決め手①~
〔意思決定編③〕
公認会計士 石王丸 香菜子
企業が意思決定をする際に役立つ情報を提供するための会計が、意思決定会計です。今回からは、意思決定のうち、既存の枠組み自体を大きく変更するような「構造的意思決定」について考えます。
「構造的意思決定」の代表例は、新しい設備を導入するか、初期投資の必要なプロジェクトを実行するか、などの意思決定です。こうした大きな意思決定は、関係する金額が多額で、その影響が長期間に及びます。そのため、前回まで説明した日常的な意思決定(「業務的意思決定」)の場合とは異なる考え方をします。
◆新しいオーブンの導入を考える
あるベーカリーで、新しいオーブンの導入を検討しているとしましょう。オーブンは高価ですが、導入によって、今後長期にわたり売上増加が見込めます。
経営者である皆さんは、導入するオーブンの候補をしぼり、どのオーブンを導入するかを考えています。この新オーブン導入プロジェクトについて意思決定する際、どのようなことに注意したらよいでしょうか。
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