「収益認識に関する会計基準」及び
「収益認識に関する会計基準の適用指針」の徹底解説
【第13回】
仰星監査法人
公認会計士 西田 友洋
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(2) 消費税法
収益認識基準等へ対応した法人税法の改正は前回解説したとおりだが、消費税法は収益認識基準等に対応した改正が行われていない。
消費税の税額計算の基礎となる課税標準は、「課税資産の譲渡等の対価の額」である。例えば、1つの契約に履行義務Aと履行義務Bがある場合、取引価格1,000を独立販売価格に応じて履行義務A900、履行義務B100と配分したとする。そして、履行義務Aは当期に収益を認識したが、履行義務Bは翌期に収益を認識するため、当期は契約負債として計上している。この場合、「課税資産の譲渡等の対価の額」は、取引価格1,000であると考えられるため、消費税法上は、収益認識基準等の会計処理が認められない。
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