公開日: 2021/02/04 (掲載号:No.405)
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〔強制適用前におさえておきたい〕監査上の主要な検討事項(KAM)への対応と留意点 【第2回】「早期適用事例の分析」

筆者: 西田 友洋

〔強制適用前におさえておきたい〕

監査上の主要な検討事項(KAM)への対応留意点

【第2回】

「早期適用事例の分析」

 

RSM清和監査法人
公認会計士 西田 友洋

 

2020年3月期より、KAMが早期適用されている。早期適用している会社が複数あるため、今回は、その事例の分析結果を解説する。

分析対象:2019年12月期から2020年9月期の有価証券報告書を提出した会社のうち、監査報告書にKAMを記載している会社

(注) キャノン(株)については、US基準のため(米国は日本よりもKAMの適用が早いため)、2019年12月期の有価証券報告書における監査報告書においてKAMを記載している。

 

1 KAMの早期適用

(1) 早期適用会社

早期適用会社は合計で50社(上場会社46社、非上場会社4社)ある。このうち、連結財務諸表においてKAMを記載した会社は48社で、KAMの総数は104個(平均2.2個)であった。個別財務諸表においてKAMを記載した会社は39社で、KAMの総数は50個(平均1.3個)であった。

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〔強制適用前におさえておきたい〕

監査上の主要な検討事項(KAM)への対応留意点

【第2回】

「早期適用事例の分析」

 

RSM清和監査法人
公認会計士 西田 友洋

 

2020年3月期より、KAMが早期適用されている。早期適用している会社が複数あるため、今回は、その事例の分析結果を解説する。

分析対象:2019年12月期から2020年9月期の有価証券報告書を提出した会社のうち、監査報告書にKAMを記載している会社

(注) キャノン(株)については、US基準のため(米国は日本よりもKAMの適用が早いため)、2019年12月期の有価証券報告書における監査報告書においてKAMを記載している。

 

1 KAMの早期適用

(1) 早期適用会社

早期適用会社は合計で50社(上場会社46社、非上場会社4社)ある。このうち、連結財務諸表においてKAMを記載した会社は48社で、KAMの総数は104個(平均2.2個)であった。個別財務諸表においてKAMを記載した会社は39社で、KAMの総数は50個(平均1.3個)であった。

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連載目次

〔強制適用前におさえておきたい〕
監査上の主要な検討事項(KAM)への対応と留意点

筆者紹介

西田 友洋

(にしだ・ともひろ)

史彩監査法人 パートナー
公認会計士

2007年10月に準大手監査法人に入所。2019年8月にRSM清和監査法人に入所。2022年2月に史彩監査法人に入所。
主に法定監査、上場準備会社向けの監査を中心に様々な業種の会計監査業務に従事する。また、会社買収に当たっての財務デューデリジェンス、IPOを目指す会社への内部統制コンサル及び短期調査、収益認識コンサル実績もある。
他に、決算留意事項セミナーや収益認識セミナー等の講師実績もある。

【日本公認会計士協会委員】
監査・保証基準委員会 委員(現任)
監査・保証基準委員会 起草委員会 起草委員(現任)
中小事務所等施策調査会 「監査専門委員会」専門委員(現任)
品質管理基準委員会 起草委員会 起草委員
中小事務所等施策調査会 「SME・SMP対応専門委員会」専門委員
監査基準委員会「監査基準委員会作業部会」部会員

【書籍】
「図解と設例で学ぶ これならわかる連結会計」(共著/日本実業出版社)等

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