《速報解説》
国際最低課税額に対する法人税の見直し
~令和6年度税制改正大綱~
公認会計士・税理士 霞 晴久
市場国への新たな課税権の配分(「第1の柱」)とグローバル・ミニマム課税(「第2の柱」)の2つからなる国際合意(※1)に基づき、政府与党が12月14日に公表した令和6年度税制改正大綱(以下「大綱」という)では、令和5年度税制改正に引き続き、OECDより新たに発出されたガイダンスや、国際的な議論の内容を踏まえ、一層の法制化を進めることとされた。
(※1) 2021(令和3)年10月8日付のOECD/G20による「BEPS包摂的枠組み」を指す。
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