設備投資減税を正しく活用して強い企業をつくる
~設備投資における管理会計のポイント~
【第2回】
「「節税」と「課税の先送り」の違いを正しく理解する」
公認会計士・税理士 若松 弘之
第1回は、「節税」ありきの設備投資は本末転倒になるおそれがあることについて解説したが、そもそも「節税」とは何を意味するのであろうか。
今回は「節税」をきちんと定義することから始めてみたい。
〈その「節税」は「課税の先送り」ではないか?〉
一般的に「節税」とは、納税額が減少することを意味するが、厳密にいうと次の2つのパターンに分けられる。
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