給与計算の質問箱 【第46回】「特例措置対象事業場の残業代」
当社は役員1名、従業員1名、合計2名の飲食店です。当社の給与計算の締め日は末日、支給日は翌月25日です。
従業員の9月末締め10月25日支給の給与計算をしようとタイムカードを確認したところ、1日の労働時間が8時間を超える残業はなく、午後10時以降の深夜残業もありませんでしたが、週の労働時間が40時間を超えている週がありました。この場合の残業代の計算についてご教示ください。
ハラスメント発覚から紛争解決までの企業対応 【第43回】「ジャニーズ事件の調査報告書に見るハラスメント事案対応のポイント」
先日、ジャニー喜多川氏による性加害に関する調査報告書が公表されましたが、ハラスメントの対応において参考になる点がありましたら教えてください。
〈一問一答〉副業・兼業に関する担当者のギモン 【第4回】「ルール違反の副業・兼業への対処」
私の会社では、従業員の副業・兼業に関し、いわゆる「許可制」を採用しており、従業員が副業・兼業を行うにあたっては、会社の定める副業・兼業の制限事由に該当しないか否かを事前に判断するため、副業・兼業先の会社名・住所等、副業・兼業先における職種・業務内容、副業・兼業に従事する日数・時間・時間帯等を記載した「副業・兼業許可申請書」の提出を求めています。
しかしながら、このような会社のルールが遵守されず、無許可のまま副業・兼業に従事する場合など、副業・兼業のルールに違反した従業員に対して、会社としては、どのように対処すべきでしょうか。
〈2024年4月から変わる〉労働条件明示ルールへの対応ポイント
2023年3月、厚生労働省より労働条件明示のルール改正が公表された。
労働基準法15条において「使用者は、労働契約の締結に際し、労働者に対して賃金、労働時間その他の労働条件を明示しなければならない。」と定められているが、2024年4月よりこの明示事項に新たな項目が追加される。
労働者を雇い入れる企業にとっては、労働条件通知書(雇用契約書)の内容を見直す必要があり、紛争リスク回避、トラブル予防のためにも対応が求められる。
給与計算の質問箱 【第45回】「従業員が裁判員や証人として裁判所に出廷する場合の給与計算」
従業員から裁判員や証人として裁判所に出廷するため休ませてほしいとの要望があった場合、休ませる必要の有無や給与計算についてご教示ください。
ハラスメント発覚から紛争解決までの企業対応 【第42回】「ハラスメントだと言われることを恐れて部下の指導を躊躇する上司への対応策」
ある部署の従業員から、「気に入らないことがあるとすぐに怒鳴って物を投げつけたりひどい悪態をついたりする従業員(A)がおり、周りの従業員はいつ怒鳴られるかと毎日びくびくしている。従業員Aの上司Bが何度か従業員Aに注意をしようとしたが、そのたびに従業員Aが「パワハラだ!」と騒ぐので、最近は、上司Bも見て見ぬふりをしている。何とかしてほしい」という相談を受けました。
上司Bの対応にはどのような問題があり、また、会社としてどのように対処すべきかを教えてください。
〈一問一答〉副業・兼業に関する担当者のギモン 【第3回】「労務提供上の支障がある場合」
私の会社では、従業員の副業・兼業に関し、いわゆる「許可制」を採用し、就業規則において、「労務提供上の支障がある場合」を不許可事由として定めています。
このような就業規則の定めを前提に、以下のような具体的な事例において、会社は、従業員の副業・兼業を不許可とすることはできるのでしょうか。
① 所定労働時間(平日午前9時~午後5時)の終業後である平日午後6時~午後11時までの副業・兼業の申請
② 休日における副業・兼業の申請
③ 親族が経営する会社の役員に名目的に就任する場合
また、会社の許可を受けずに副業・兼業に従事している従業員がいるとの情報が寄せられたのですが、事実の確認にあたって、何か留意すべき点はあるでしょうか。
給与計算の質問箱 【第44回】「最低賃金と給与の設定」
2023年10月以降に最低賃金が上がる見通しですが、当社も最低賃金を下回らないよう給与を設定しなければなりません。具体的な設定方法をご教示ください。
ハラスメント発覚から紛争解決までの企業対応 【第41回】「トランスジェンダーのトイレ使用に関する最高裁判決(令5.7.11)の概要とポイント」
今年の7月にトランスジェンダーのトイレ使用に関する最高裁判所の判決が出たと聞きましたが、概要とポイントを教えてください。
〈一問一答〉副業・兼業に関する担当者のギモン 【第2回】「副業・兼業を禁止または制限できる場合」
新型コロナウイルスの感染拡大による働き方の変容も相まって、副業・兼業を促進する流れが加速する一方で、副業・兼業の内容や稼働状況によっては、労働者の安全・健康や会社の風評等が害されるリスクも懸念されます。
具体的にどのような場合であれば、会社は、労働者の副業・兼業を禁止または制限することができるのでしょうか。