中小企業事業主のための
年金構築のポイント
【第15回】
「遺族給付(1)」
-遺族基礎年金・寡婦年金・死亡一時金-
特定社会保険労務士 佐竹 康男
前回までは「老齢の給付」について解説を行ってきたが、今回から遺族年金等の「遺族の給付」について解説する。
1 遺族給付の全体像
(1) 遺族給付の種類
遺族給付の種類として、国民年金から「遺族基礎年金」、「寡婦年金」、「死亡一時金」が、厚生年金保険からは「遺族厚生年金」が支給される。
(2) 遺族給付の種類と遺族の範囲
遺族給付は、死亡した人が加入していた年金制度と遺族の範囲により受給者が決定される。たとえば、夫が死亡した場合における遺族の範囲と遺族年金等の種類は次のようになる。
2 遺族基礎年金
「遺族基礎年金」は、国民年金に加入していた人が死亡したときに、配偶者又は子に支給されるものである。
(1) 遺族基礎年金を受給するための要件
遺族基礎年金は、国民年金の被保険者又は被保険者であった人が次のいずれかに該当する場合に、一定の要件を満たすその人の配偶者又は子に支給される。
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