林總の
管理会計[超]入門講座
【第14回】
「今の経営に求められている製品別計算とは?」
公認会計士 林 總
さまざまな切り口で原価を集計する
林 次は原価計算の最終ステップ、「製品別計算」だ。
原価計算基準には次のように書かれている。
原価の製品別計算とは、原価要素を一定の製品単位に集計し、単位製品の製造原価を算定する手続をいい、原価計算における第三次の計算段階である。
製品別原価計算のためには、原価を集計する一定の製品単位すなわち原価単位を定める。原価単位は、これを個数、時間数、度量衡単位等をもって示し、業種の特質に応じて適当に定める。
林 注意すべき点は、まず、原価集計単位は製品やサービスなどの生産物の範囲だ。ソフトウェアも、自動車会社のエンジンやボディなどの中間品も製品別計算の対象になる。
では質問だ。
製品別計算の対象は、これだけなのかな?
Q それだけだと思いますけど・・・
林 では聞くが、なぜ原価計算をするのだね。
Q それは、利益を管理するためです。
林 そうだね。だとすると、製品やサービス、あるいは少し拡張して中間品に限定すべきではない、ということになる。
Q 理屈はそうですけど、イメージがわきません。
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