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林總の管理会計[超]入門講座 【第1回】「管理会計と原価計算」

筆者:林 總

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林總の

管理会計[超]入門講座

 

公認会計士 林 總

 

[連載にあたって]

会計は大きく財務会計と管理会計に分類されます。
財務会計は会社の実態を外部に報告するための会計、管理会計は経営(マネジメント)を上手に行って、会社の業績を良くするための会計です。
したがって、会社にとって、管理会計の方が財務会計よりも大切です。

ところが現実は、管理会計がうまく機能している会社は少なく、また、苦手意識を持つ実務家や受験生は意外に多いようです。
このような事態を引き起こしている原因は何かというと、どうやら管理会計教育に課題がありそうです。

実を言えば、私自身、経験が浅い頃は、不安を抱えながら管理会計システム構築の仕事をしたものです。そしていつも、自分で設計した原価計算システムは、会社の役に立っているのか、正しいのか、確信が持てなかった。

その後、経験を重ねるたびに、さまざまな疑問に遭遇し、ひとつひとつ丹念に解決してきました。

本連載は、昔の私()が抱いた疑問を、今の私()に質問し答える形になっています。必ずや、学生諸君と実務家の皆さんの力になるものと、確信しています。

では、始めましょう。

 

【第1回】

「管理会計と原価計算」

 原価計算と管理会計は同じですか?

 君たちが学んでいる原価計算は、1900年代の初頭にアメリカの自動車会社GM(ゼネラルモーターズ)が作ったものなんだ。

当時、自動車を作るのには膨大な設備と多くの作業者が必要だった。ほとんどの会社の原価は工場の中で生じていて、しかも工場の生産性は低かった。そのため、自動車一台の原価はものすごく高く、庶民には高嶺の花だった。

したがって、経営者にとっての最大の関心事は、設備投資を行い、労働生産性を高め、自動車の原価を下げることだった。つまり、原価計算そのものが管理会計だったんだ。


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筆者紹介

  • 林 總

    (はやし・あつむ)

    公認会計士
    経営コンサルタント

    1974年、中央大学商学部会計科卒業。外資系会計事務所、監査法人勤務を経て独立。経営コンサルティング、大学教員、執筆、講演活動などを行っている。

    主な著書は『餃子屋と高級フレンチでは、どちらが儲かるか?』、『50円のコスト削減と100円の値上げでは、どちらが儲かるか?』、『[新版]わかる!管理会計』(以上、ダイヤモンド社)、『ドラッカーと会計の話をしよう』(中経出版)、『貯まる生活』(文藝春秋)『崖っぷち女子大生あおい、チョコレート会社で会計を学ぶ。』(清文社)ほか多数。

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