公開日: 2013/03/07 (掲載号:No.9)
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事例で学ぶ内部統制【第13回】「運用評価でエラーが発生した場合の再評価時の対応」

筆者: 島 紀彦

事例で学ぶ内部統制

【第13回】

「運用評価でエラーが発生した場合の

再評価時の対応

 

株式会社スタンダード機構
代表取締役 島 紀彦

 

はじめに

今回は、PLCの運用評価をめぐる3つ目のテーマとして、運用評価でエラーが発生した場合に、各企業が再評価でどう対応しているのか、その工夫の実例を取り上げる。

筆者(株式会社スタンダード機構)主催の実務家交流会では、1回目の運用評価でエラーが発生した場合、再運用評価を行うまでの待機日数、再運用評価で抽出するサンプル件数、エラーの重要性に対応した再運用評価のあり方について意見交換を行った。

各社の創意工夫を見てみよう。

 

再運用評価を行うまでの待機日数の事例

議論に入る前に、用語の意義を確認しておきたい。

実施基準では、内部統制の不備又は内部統制の開示すべき重要な不備という用語が登場し、“エラー”という用語は使われていない。
実務では、音感に強い否定的な響きを持つ不備という言葉を避けて、エラーという用語が人口(じんこう)に膾炙(かいしゃ)している。
本稿でも、実務の慣例に従い、不備をエラーと呼ぶこととするが、その意味するところは不備と同じである。

では、1回目の運用評価でエラーが発生した場合、エラーの原因を分析して改善し、改めて再運用評価を行うまでにどれくらいの日数を空けているのだろうか。

これが、再運用評価を行うまでの待機日数の問題である。

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【第13回】

「運用評価でエラーが発生した場合の

再評価時の対応

 

株式会社スタンダード機構
代表取締役 島 紀彦

 

はじめに

今回は、PLCの運用評価をめぐる3つ目のテーマとして、運用評価でエラーが発生した場合に、各企業が再評価でどう対応しているのか、その工夫の実例を取り上げる。

筆者(株式会社スタンダード機構)主催の実務家交流会では、1回目の運用評価でエラーが発生した場合、再運用評価を行うまでの待機日数、再運用評価で抽出するサンプル件数、エラーの重要性に対応した再運用評価のあり方について意見交換を行った。

各社の創意工夫を見てみよう。

 

再運用評価を行うまでの待機日数の事例

議論に入る前に、用語の意義を確認しておきたい。

実施基準では、内部統制の不備又は内部統制の開示すべき重要な不備という用語が登場し、“エラー”という用語は使われていない。
実務では、音感に強い否定的な響きを持つ不備という言葉を避けて、エラーという用語が人口(じんこう)に膾炙(かいしゃ)している。
本稿でも、実務の慣例に従い、不備をエラーと呼ぶこととするが、その意味するところは不備と同じである。

では、1回目の運用評価でエラーが発生した場合、エラーの原因を分析して改善し、改めて再運用評価を行うまでにどれくらいの日数を空けているのだろうか。

これが、再運用評価を行うまでの待機日数の問題である。

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連載目次

筆者紹介

島 紀彦

(しま・のりひこ)

株式会社スタンダード機構
代表取締役

昭和45年 富山県富山市生まれ
富山市立堀川中学校卒業 バスケットボール部に所属
富山県立富山高校理数科卒業 山岳部に所属
東京大学法学部(公法学科)卒業

平成6年 住友銀行入社
外資系コンサルティング会社にて、経営コンサルティングに従事
米国ロサンゼルス投資会社にて、投資調査に従事
新日本有限責任監査法人にて、事業戦略・管理会計コンサルティングに従事
平成19年6月より現職
投資・M&A分野、事業戦略・管理分野、事業再編分野、リスクマネジメント分野のコンサルティングに従事

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