《速報解説》会計士協会、リモートワーク対応第3号から第5号を新たに公表~証憑の真正性や往査の制限に係る留意事項のほか、リモート会議等の活用についても言及~
2021年2月12日、日本公認会計士協会は、次のリモートワーク対応を公表した。
① リモートワーク対応第3号「PDFに変換された証憑の真正性に関する監査上の留意事項」
② リモートワーク対応第4号「構成単位等への往査が制限される場合の留意事項」
③ リモートワーク対応第5号「リモート会議及びリモート会議ツールの活用について」
《速報解説》 ASBJ、「会計上の見積りを行う上での新型コロナウイルス感染症の影響の考え方」を更新~会計基準の適用を前に追加情報の開示等について審議~
2021年2月10日、企業会計基準委員会は、議事概要「会計上の見積りを行う上での新型コロナウイルス感染症の影響の考え方(2021年2月10日更新)」をホームページに掲載した。
これは、2020年4月9日に開催された第429回企業会計基準委員会の議事概要の公表から約10ヶ月を経過した現状を踏まえ、また、「会計上の見積りの開示に関する会計基準」(企業会計基準第31号)の適用が開始されることから、審議されたものである。
《速報解説》 改正会社法及び会社法整備法の施行等に伴う金融庁関係政府令等が公布~「財務諸表等規則」等の改正に伴う経過措置もあるため適用時には附則に注意~
2021(令和3)年2月3日、「会社法の一部を改正する法律」(令和元年法律第70号。以下「改正会社法」という)及び「会社法の一部を改正する法律の施行に伴う関係法律の整備等に関する法律」(令和元年法律第71号)の施行(1年3月以内施行及び1年6月以内施行)等に伴う金融庁関係政府令等が公布された。これにより、2020年11月6日から意見募集されていた改正案が確定することになる。改正案に対するコメントの概要及びコメントに対する金融庁の考え方も公表されており、改正案から変更されている部分がある。
《速報解説》 会計士協会、近年増加している非パブリック型のブロックチェーンを活用した受託業務に係る内部統制の保証報告書に関する実務指針案を公表
2021年2月3日、日本公認会計士協会は、保証業務実務指針「非パブリック型のブロックチェーンを活用した受託業務に係る内部統制の保証報告書に関する実務指針」(公開草案)を公表し、意見募集を行っている。
これは、保証業務実務指針3402「受託業務に係る内部統制の保証報告書に関する実務指針」に基づいて、非パブリック型のブロックチェーンを活用したサービスを対象として実施する際の指針を提供するものである。
《速報解説》 経産省、「ハイブリッド型バーチャル株主総会の実施ガイド」の別冊として実施事例集を策定~策定案への意見に対する経産省の考え方も併せて公表~
2021年2月3日、経済産業省は、「ハイブリッド型バーチャル株主総会の実施ガイド (別冊)実施事例集」を公表した。これにより、2020年12月23日から意見募集していた案が確定することになる。実施事例集(案)に対する意見とそれに対する経済産業省の考え方も公表されている。
《速報解説》 会計士協会より「内部監査人の作業の利用」等の改正が公表される~ダイレクトアシスタンス防止のため海外の構成単位の監査人との意思疎通の必要性を示す~
2021年1月14日付で(ホームページ掲載日は1月29日)、日本公認会計士協会は、監査基準委員会報告書610「内部監査人の作業の利用」等を公表した。これにより、2020年10月21日から意見募集されていた公開草案が確定することになる。公開草案に対するコメントの概要及び対応も公表されている。
《速報解説》 会計士協会、「プロフォーマ財務情報の作成に係る保証業務に関する実務指針」の公開草案を公表~プロフォーマ財務情報作成時の注意点や保証業務実施上の留意事項等を示す~
2021年1月29日、日本公認会計士協会は、保証業務実務指針3420「プロフォーマ財務情報の作成に係る保証業務に関する実務指針」(公開草案)」を公表し、意見募集を行っている。
《速報解説》「会社法施行規則及び会社計算規則の一部を改正する省令」が公布~ウェブ開示によるみなし提供制度及び「その他の記載内容」等に係る監査基準の改訂に対応~
2021(令和3)年1月29日、「会社法施行規則及び会社計算規則の一部を改正する省令」(法務省令第1号)が公布された。これにより、2020年12月4日から意見募集されていた省令案が確定することになる。省令案に寄せられた意見に対する法務省の考え方も公表されている。
これは、新型コロナウイルス感染症の影響を踏まえ、事業報告に表示すべき事項の一部並びに貸借対照表及び損益計算書に表示すべき事項をいわゆるウェブ開示によるみなし提供制度の対象とするため、及び、「その他の記載内容」等に関する監査基準の改訂(2020年11月6日、企業会計審議会)を受けたものである。
《速報解説》ASBJ、「取締役の報酬等として株式を無償交付する取引に関する取扱い」等の確定を公表~適用は「会社法の一部を改正する法律」の施行日(2021年3月1日)以後に生じた取引から~
2021年1月28日、企業会計基準委員会は、次のものを公表した。これにより、2020年9月11日から意見募集を行っていた公開草案が確定することになる。
① 「取締役の報酬等として株式を無償交付する取引に関する取扱い」(実務対応報告第41号)
② 「貸借対照表の純資産の部の表示に関する会計基準」(改正企業会計基準第5号)
③ 「貸借対照表の純資産の部の表示に関する会計基準等の適用指針」(改正企業会計基準適用指針第8号)