〔知っておきたいプロの視点〕病院・医院の経営改善─ポイントはここだ!─ 【第2回】「外来診療の経済性」
第1回では、病床規模別の利益率と業績格差を生む要因を取り上げ、そこでは、医業費用の削減よりも、医業収益の増加が重要であることについて言及した。第2回は、医業収益の実態に迫っていきたい。
医業収益は、一般的な病院では、入院7割、外来3割という構成比になっている。ただし、図表1に示すように、病床規模別でみると中小規模の病院では外来比率が高く、大規模な病院ほど入院依存度が高くなっている。
事例で学ぶ内部統制【第11回】「効率化のために他社が取り組んだ評価対象部門の集約事例」
今回から3回にわたり、プロセスレベルの内部統制(PLC)の運用評価のあり方をめぐるテーマを取り上げる。
有効かつ効率的に内部統制報告制度を運用するためのテーマは数多いが、効率化の要請に応えるとすれば、焦眉の急は運用評価の効率化であろう。
そこで、今回は、運用評価の効率化に向けた評価対象部門の集約事例を紹介する。
〔形態別〕雇用契約書の作り方 【第2回】「正社員の雇用契約書」
今回から具体的に、雇用形態別の雇用契約書の作り方について記すこととする。
まずは正社員を想定した説明を行う。パートタイマー、契約社員についても基本的には同じ事項となるが、特に注意すべき相違点がいくつかあるとお考えいただきたい。
誤りやすい[給与計算]事例解説〈第6回〉 【事例⑧】雇用保険料の免除 ・ 【事例⑨】解雇予告手当
【事例⑧】―雇用保険料の免除―
当社の社員Cは、11月5日に満64歳となったため、高年齢労働者に該当するものとして、11月25日支給の給与から雇用保険料被保険者負担分を控除しなかった。
企業の香港進出をめぐる実務ポイント 【第2回】「会社運営から組織再編、撤退まで」
1 会社設立後の手続と事業運営
(1) 取締役会の開催
香港の会社においては、毎年最低1回、取締役会を開催する必要がある。
また、必要に応じ随時取締役会を開催することができる。
事例で学ぶ内部統制【第10回】「連結決算業務プロセスの内部統制の評価」
今回は、決算財務報告プロセス(FSCP)の内部統制から、連結決算業務プロセスの内部統制の評価を取り上げる。
会計事務所 “生き残り” 経営コンサル術 【第2回】「決算書で利益が出ていても、お金が残らないのは常識だ」
今から50年ほど前の話になります。ある著名な経営者が経理部長と激論しました。その原因は、決算書で利益が出ていたのに、お金が全くなかったことだったそうです。
〔形態別〕雇用契約書の作り方 【第1回】「雇用契約書作成のメリットと明示事項」
本連載において、形態別の雇用契約書の作り方に入る前に、雇用契約書について確認しておきたい。
雇用契約とは、労働者が役務を提供し、使用者がそれに対して賃金を支払うことを意味する。雇用契約自体は、労働者と使用者の合意があれば口頭でも成立し、書面による契約締結が義務付けられているわけではない。
実際に多くの企業では、書面を作成せず雇用しているケースが見受けられるのも事実である。
誤りやすい[給与計算]事例解説〈第5回〉 【事例⑥】定期券に対する保険料 ・ 【事例⑦】休業中の社会保険料
【事例⑥】―定期券に対する保険料―
当社では、通勤手当については、6ヶ月ごとに定期券の現物を支給しているため、社会保険料や雇用保険料の控除額の計算には関係させていない。
親族図で学ぶ相続講義【第2回】「数次相続と遺産分割(その1)」
上の相続関係説明図は、前回のものをちょっとだけ変形したものです。
どこが変わったかというと、甲野一男の死亡の日付です。今度は、甲野一男は、被相続人である甲野太郎の死亡より後に死亡しています。