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谷口教授と学ぶ「国税通則法の構造と手続」 【第37回】「国税通則法105条(104条、106条~113条の2)」-執行不停止原則とその例外-

国税通則法第8章(不服審査及び訴訟)第1節(不服審査)第1款は、不服審査に関する「雑則」を定めている。今回は、「雑則」で定められている諸規定(104条~113条の2)のうち、本連載における筆者の問題関心の中心にある国税通則法の「構造」(第1回とりわけ同3参照)と深く関連すると思われる「不服申立てと国税の徴収との関係」に関する同法105条の規定について、執行不停止原則とその例外を検討する。

#No. 622(掲載号)
# 谷口 勢津夫
2025/06/12

〔実務で差がつく!〕相続時精算課税制度Q&A 【第1回】「令和6年以降の贈与で、申告期限内に相続時精算課税選択届出書のみを提出した後に申告漏れの財産があった場合又は評価誤りがあった場合の対応」

甲は令和6年7月に父から現金100万円の贈与を受けた。甲は相続時精算課税制度を適用するため、令和7年3月の贈与税申告において贈与金額が相続時精算課税に係る基礎控除額以下であることから「相続時精算課税選択届出書」のみを提出した。
その後、令和7年4月になり、甲は令和6年中に父から別途500万円の贈与を受けていたことが判明した。
この場合に贈与税の申告、納税はどうなるのか。

#No. 622(掲載号)
# 徳田 敏彦
2025/06/12

事例でわかる[事業承継対策]解決へのヒント 【第69回】「遺留分の問題」

私には、配偶者はいませんが、長男Aと次男Bの2人の子供がいます。Aは自分で起業したY社を営んでおり、Y社の業績はとても好調です。Aは私以上に十分な財産を所有しており、私に相続が起きた場合にも遺産を受け取るつもりはないと言っています。
将来的にX社の経営はBに任せ、私の財産については、一部を公益財団法人Zに寄附して社会貢献活動に活用し、残りを全てBに相続させたいと考えています。
そろそろ遺言書を作成しようと思い、弁護士に相談したところ、そのような遺言書を作成すると遺留分の問題が生じるため、事前の対策を考えておいた方がよいとアドバイスされました。遺留分の問題とはどういうことでしょうか。教えてください。

#No. 622(掲載号)
# 太陽グラントソントン税理士法人 事業承継対策研究会
2025/06/12

Q&Aでわかる〈判断に迷いやすい〉非上場株式の評価 【第55回】「従業員持株会から同族株主が株式を取得した場合の留意点」

甲は令和9年10月1日に70歳になるタイミングで退職を考えており、後継者は長男を予定していましたが、長男が令和3年4月1日に新型コロナウイルスの感染が原因で死去してしまったため、後継者もいなく、また、新型コロナウイルスの影響も受け、A社の売上及び利益は減少し、従業員の退職も相次ぎ、従業員持株会の存続が難しくなっています。将来的には、A社を解散又はM&Aによる売却も検討しています。

#No. 622(掲載号)
# 柴田 健次
2025/06/12

〈適切な判断を導くための〉消費税実務Q&A 【第10回】「デジタルインボイスの基本とTax reportingの国際動向」

デジタルインボイスは「業務の効率化に資する仕組み」という認識でしたが、海外ではインボイスに含まれる情報の一部が税務当局に報告されていると聞きました。日本でも同じような取り組みはされるのでしょうか。

#No. 622(掲載号)
# 石川 幸恵
2025/06/12

国際課税レポート 【第15回】「2025年トランプ税制改革」~加速する「アメリカ回帰」~

この法案は「One Big Beautiful Bill Act(大きく美しい1つの法案)」と呼ばれ、米議会予算局(CBO)によれば、今後10年間で歳出を1.25兆ドル削減する一方、歳入は3.67兆ドル減少すると見込まれている。その結果、差引で財政赤字は2.4兆ドル拡大し、米国の債務残高はGDP比で123.8%に達する見通しである。なお、CBOは2025年末時点の債務残高を29兆ドル、GDP比101.7%と推計している。

#No. 622(掲載号)
# 岡 直樹
2025/06/12

暗号資産(トークン)・NFTをめぐる税務 【第69回】

以下、Uniswapの利用場面を念頭に流動性供給開始が課税イベント(含み損益に対する課税の契機となる事象)であるかを検討する。

#No. 622(掲載号)
# 泉 絢也
2025/06/12

《速報解説》 東京国税局、非財務指標を組み入れた業績連動型株式報酬の税務上の取扱いに係る文書回答事例を公表~業績連動指標と非業績連動指標が混在している場合の取扱い示す~

令和7年6月5日、国税庁ホームページにおいて、東京国税局による令和7年5月20日付文書回答事例「非財務指標を組み入れた業績連動型株式報酬の税務上の取扱いについて」が公表された。

# 坂井 晴行
2025/06/06

monthly TAX views -No.148-「石破総理の「国債発行による消費税減税」への警鐘は間違っていない」

筆者は常々、日本の政治家はマーケット(市場)にあまりにも関心が低い、と思ってきた。このことが、野党政治家が安易に財源なき消費税減税を主張する要因の1つではないかとも考えている。

#No. 621(掲載号)
# 森信 茂樹
2025/06/05

仕入税額控除制度における用途区分の再検討-ADW事件最高裁判決から考える- 【第5回】

本稿の最後に、用途区分の判定に関連する近時の裁決事例を2件取り上げ、若干の検討を行う。いずれも金融機関のATMの相互利用に関する課税仕入れが問題となった事案である。

#No. 621(掲載号)
# 栗原 宏幸
2025/06/05
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