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企業経営とメンタルアカウンティング~管理会計で紐解く“ココロの会計”~ 【第5回】「印象はフレーミングで変わる」

もしあなたが難しい病気になって、主治医から次のように提案されたとしましょう。
「成功率90%の手術を受けますか?」
成功率90%なら、かなり希望が持てそうな印象ですね。では、次のように提案された場合はどうでしょうか。
「死亡率10%の手術ですが、受けますか?」
そんな怖い手術は受けたくない、と感じる方が多いはずです。

#No. 281(掲載号)
# 石王丸 香菜子
2018/08/16

〔会計不正調査報告書を読む〕 【第75回】ブロードメディア株式会社「第三者委員会調査報告書開示版(平成30年5月23日付)」

ブロードメディアは、2018年1月16日、連結子会社である釣りビジョンの業務委託先企業である株式会社A(以下「A社」という)の代理人弁護士から、2007年から2017年にわたる映像受託制作取引につき、クライアントとのやり取り等を含めた取引全体が架空(以下「本件架空取引 」という)であった旨の報告を受けたことから、同日より1月30日までの間、内部で可能な調査を進め、1月30日付で、「連結子会社の架空取引被害及び当社の平成30年3月期第3四半期決算発表延期に関するお知らせ」を公表すると同時に、社内調査委員会を設置して調査を進め、調査内容を3月14日、4月13日に公表した。

#No. 281(掲載号)
# 米澤 勝
2018/08/16

M&Aに必要なデューデリジェンスの基本と実務-財務・税務編- 【第7回】「運転資本の分析(その5)」-仕入債務-

「仕入債務」は支払手形及び買掛金などの営業上の未払債務をいい、M&Aに際しての調査ポイントとしては、買収対象会社(事業)が営業上の債務として認識すべき仕入代金が網羅的に計上されているか否か、すなわち「仕入債務の網羅性」が重要な項目といえる。
非上場会社にあっては、仕入債務の計上科目として「未払金」や「未払費用」が使用されているケースも見受けられることから、こうした債務科目についても合わせて吟味する必要があろう。
仕入債務のデューデリジェンスにおける主な調査手続を挙げると以下のとおりである。

#No. 280(掲載号)
# 石田 晃一
2018/08/09

連結会計を学ぶ 【第24回】「連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項等の注記」

連結財務諸表の表示方法は、「連結財務諸表に関する会計基準」(企業会計基準第22号。以下「連結会計基準」という)などで規定されているが、有価証券報告書などを実際に作成する場合には、「連結財務諸表の用語、様式及び作成方法に関する規則」(以下「連結財務諸表規則」という)に規定される様式に従って作成することになる。

#No. 280(掲載号)
# 阿部 光成
2018/08/09

[IFRS適用企業の決算書から読み解く]収益認識会計基準導入で売上高はどうなる? 【第3回】「「特大ハンバーガー、10分で完食したら無料!」は変動対価だった」

「特大ハンバーガーを10分で完食したら無料」といったたぐいのキャンペーンをたまに見かけます。そんな時に気になるのが、その店の売上高の計上方法です。
ハンバーガーの売価を1個2,000円とすると、以下の2つの方法が考えられます。

#No. 279(掲載号)
# 石王丸 周夫
2018/08/02

M&Aに必要なデューデリジェンスの基本と実務-財務・税務編- 【第6回】「運転資本の分析(その4)」-棚卸資産-

棚卸資産とは、販売用の製品・商品及び製作途中の仕掛品・半製品、製品生産用の原材料等を指すほか、製品カタログや梱包用の消耗資材などの「貯蔵品」も棚卸資産に含められることが多い。業態によっては、例えば「販売用不動産」等も「棚卸資産」となるが、本稿では主として製造業を中心として考察を進めることにする。

#No. 278(掲載号)
# 石田 晃一
2018/07/26

連結会計を学ぶ 【第23回】「持分法に関する投資と資本の差額」

「持分法」は、投資会社が被投資会社の資本及び損益のうち投資会社に帰属する部分の変動に応じて、その投資の額を連結決算日ごとに修正する方法である(「持分法に関する会計基準」(企業会計基準第16号。以下「持分法会計基準」という)4項)。
投資会社の投資日における投資とこれに対応する被投資会社の資本との間に差額がある場合には、当該差額はのれん又は負ののれんとし、のれんは投資に含めて処理する(持分法会計基準11項)。

#No. 278(掲載号)
# 阿部 光成
2018/07/26

企業経営とメンタルアカウンティング~管理会計で紐解く“ココロの会計”~ 【第4回】「埋もれたコストの呪縛」

ある人の特徴として、
① 『知的で、勤勉で、衝動的で、批判的で、頑固で、嫉妬深い人』
と聞く場合と、
② 『嫉妬深くて、頑固で、批判的で、衝動的で、勤勉で、知的な人』
と聞く場合、どちらのほうが好印象を覚えるでしょうか。
たいていの場合は、①のほうに良い印象を持つようです。①と②は、内容は同じで順序が違うだけなのですが、人は、最初に与えられた情報(①は『知的』、②は『嫉妬深い』)に、非常に強い影響を受ける傾向があるためだと考えられています。

#No. 277(掲載号)
# 石王丸 香菜子
2018/07/19

経理担当者のためのベーシック会計Q&A 【第141回】企業結合会計⑨「共同支配企業の形成」

当社(A社)及びB社は、それぞれa事業とb事業を分離し、共同新設分割により合弁会社C社を設立しました。
当該共同新設分割が共同支配企業の形成に該当する場合、共同支配企業であるC社の会計処理とその株主となる共同支配投資企業の当社及びB社の会計処理を教えてください。

#No. 277(掲載号)
# 永井 智恵
2018/07/19

M&Aに必要なデューデリジェンスの基本と実務-財務・税務編- 【第5回】「運転資本の分析(その3)」-売上債権-

M&Aに際しては、対象企業が貸借対照表に計上している売上債権は、その全てが無条件に引き継がれるわけではない。デューデリジェンスを経て抽出された「回収可能性に疑義のある売上債権」については、その回収可能性に応じた適切な評価額をもって、買い手における引継ぎ要否が検討されることになる。
売上債権に関するデューデリジェンスにおける主な手続は、下記のとおりである。

#No. 276(掲載号)
# 石田 晃一
2018/07/12

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