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減損会計を学ぶ 【第20回】「割引率②」~割引率の選択~

割引率については、「固定資産の減損に係る会計基準の適用指針」(企業会計基準適用指針第6号。以下「減損適用指針」という)45項において、4つの方法が示されている。
前回に引き続いて、今回も、割引率に関する論点について解説を行う。
文中、意見に関する部分は、私見であることを申し添える。

#No. 93(掲載号)
# 阿部 光成
2014/11/06

フロー・チャートを使って学ぶ会計実務 【第10回】「賃貸等不動産の注記」

貸借対照表において投資不動産(投資の目的で所有する土地、建物その他の不動産)として区分されている場合、賃貸等不動産に該当する(基準5(1))。ここには、現在のみならず、将来において投資不動産として使用される予定で開発中の不動産や継続して投資不動産として使用される予定で再開発中の不動産も含まれる(基準6)。

#No. 92(掲載号)
# 西田 友洋
2014/10/30

減損会計を学ぶ 【第19回】「割引率①」~割引計算の考え方~

現在、100万円の預金をもっていたとする。
これと、1年後の預金100万円は価値が同じかどうかを考える。
もし、預金の利率が5%であった場合、現在の預金を銀行に預け入れると、1年後には105万円の預金(=100万円+100万円×5%)となる。つまり、現在の100万円は、1年後には105万円の価値になるということである。

#No. 91(掲載号)
# 阿部 光成
2014/10/23

減損会計を学ぶ 【第18回】「減損損失の配分」

減損損失の配分の方法としては、帳簿価額に基づいて各構成資産に比例配分する方法が考えられるが、各構成資産の時価を考慮した配分等他の方法が合理的であると認められる場合には、当該方法によることができるとされている(「固定資産の減損に係る会計基準の設定に関する意見書」四2(6)②、「固定資産の減損に係る会計基準の適用指針」(企業会計基準適用指針第6号。以下「減損適用指針」という)26項、105項)。

#No. 89(掲載号)
# 阿部 光成
2014/10/09

減損会計を学ぶ 【第17回】「減損損失の測定」~正味売却価額と使用価値~

減損会計における次のステップとして、減損損失の測定があり、減損損失を認識すべきであると判定された資産又は資産グループについては、帳簿価額を回収可能価額まで減額し、当該減少額を減損損失として当期の損失とすることとされている(減損会計基準、二3)。
減損損失の測定のポイントは、回収可能価額の算定、すなわち正味売却価額の算定と使用価値の算定にあると解される。

#No. 87(掲載号)
# 阿部 光成
2014/09/25

減損会計を学ぶ 【第16回】「経営計画」

減損損失の認識の判定は、割引前将来キャッシュ・フローの総額を用いて、それが帳簿価額を下回るかどうかによって行うこととされている(「固定資産の減損に係る会計基準」(以下「減損会計基準」という)二2(1))。
このため、割引前将来キャッシュ・フローの総額を見積もることが必要となり、「固定資産の減損に係る会計基準の適用指針」(企業会計基準適用指針第6号。以下「減損適用指針」という)では、将来キャッシュ・フローの見積りについて詳細に規定している。

#No. 85(掲載号)
# 阿部 光成
2014/09/11

減損会計を学ぶ 【第15回】「減損損失の認識の判定③」~将来キャッシュ・フローの見積期間が20年を超えるケース~

減損損失の認識の判定は、割引前将来キャッシュ・フローの総額を用いて、それが帳簿価額を下回るかどうかによって行うこととされている(「固定資産の減損に係る会計基準」(以下「減損会計基準」という)二、2(1))。
「固定資産の減損に係る会計基準の適用指針」(企業会計基準適用指針第6号。以下「減損適用指針」という)では、減損損失の認識の判定に用いる将来キャッシュ・フローについて、その見積期間が20年を超えるかどうかによって、異なる取扱いとしている。
今回は、将来キャッシュ・フローの見積期間が20年を超えるケースについて解説する。

#No. 83(掲載号)
# 阿部 光成
2014/08/28

減損会計を学ぶ 【第14回】「減損損失の認識の判定②」~将来キャッシュ・フローの見積期間が20年を超えないケース~

減損損失の認識の判定は、割引前将来キャッシュ・フローの総額を用いて、それが帳簿価額を下回るかどうかによって行うこととされている(「固定資産の減損に係る会計基準」(以下「減損会計基準」という)二、2(1))。
「固定資産の減損に係る会計基準の適用指針」(企業会計基準適用指針第6号。以下「減損適用指針」という)では、減損損失の認識の判定に用いる将来キャッシュ・フローについて、その見積期間が20年を超えるかどうかによって、異なる取扱いとしている。
今回は、将来キャッシュ・フローの見積期間が20年を超えないケースについて解説する。

#No. 81(掲載号)
# 阿部 光成
2014/08/07

減損会計を学ぶ 【第13回】「減損損失の認識の判定①」

減損の兆候があるとされた資産又は資産グループについては、次のステップとして、減損損失を認識するかどうかの判定を行うことになる。
減損の兆候があると識別された資産又は資産グループについて、ただちに減損損失を計上するのではなく、割引前将来キャッシュ・フローを用いて、減損損失の認識の判定を行うところに、減損会計の特徴がある。
今回は、減損損失の認識の判定について解説する。

#No. 79(掲載号)
# 阿部 光成
2014/07/24

減損会計を学ぶ 【第12回】「グルーピングに関するその他の留意事項」

前回までで述べたように、減損会計では、グルーピングがポイントになる。
「固定資産の減損に係る会計基準の適用指針」(以下「減損適用指針」という)は、グルーピングに関して、経営の実態が適切に反映されるよう配慮して行うと述べ、資産のグルーピングを行う手順を例示することにより、実務的な指針として役立てることを目的としている(減損適用指針7項、70項)。

#No. 77(掲載号)
# 阿部 光成
2014/07/10
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