税理士ができる
『中小企業の資金調達』支援実務
【第16回】
「金融機関提出書類の作成ポイント(その8 粉飾決算について)」
公認会計士・中小企業診断士・税理士
西田 恭隆
前回まで、金融機関に提出する各資料の作成ポイントを解説した。今回および次回では、その補足として、粉飾決算と経営指標について述べる。まず今回は、粉飾決算を取り上げる。粉飾の手法や、金融機関が粉飾を見抜く方法、社長から粉飾を相談された場合の対応について解説する。
粉飾を行う誘因
これまで述べてきた通り、会社の借金返済能力は、当期純利益+減価償却費と表される。その能力に応じて融資金額が決定されるため、会社には当期純利益を粉飾しようとする誘因が働く。
粉飾の手法
粉飾の手法は単純であり、売上の水増し、費用の過少計上である。次のような架空の仕訳が切られる。
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