ファーストステップ
管理会計
【第3回】
「原価計算はなぜ必要か」
~寝かせるとおいしいシュトーレンの話~
〔原価管理編②〕
公認会計士 石王丸 香菜子
管理会計を学ぶ時、切っても切れない分野があります。
それは「原価計算」です。
管理会計の基本を学ぶには、原価計算の大まかな仕組みを理解する必要があります。
今回は、財務会計や簿記の知識は前提とせず、原価計算の大枠を概説します。
◆寝かせるとおいしいシュトーレン
読者の皆さんは、シュトーレンを知っていますか?
ドイツでクリスマスに食べられるパンで、ドライフルーツやナッツ・バターをたくさん使ったものです。作ってすぐよりも、寝かせると熟成しておいしくなります。
ドイツでは11月中に作り、アドベント(クリスマス前の4週間)のあいだ、少しずつスライスして食べる習慣があります。最近は日本でもクリスマス前に見かけるようになりました。
さて、あるベーカリーでも、大量のシュトーレンを11月中に仕込んだとしましょう。ある程度寝かせておいしくなってから、12月に販売する予定です。もちろん、シュトーレン以外のパンの製造・販売も行っています。
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