ファーストステップ
管理会計
【第14回】
「設備投資の経済性計算の方法」
~ベーカリーはオーブンが決め手②~
〔意思決定編④〕
公認会計士 石王丸 香菜子
ベーカリーに欠かせない設備はオーブンです。オーブンの容量や性能などは、パンの品質や製造量に大きな影響を与えますので、ベーカリー経営では、オーブン設備が重要な鍵をにぎります。
業務用オーブンは高価で、多額の投資が必要となります(そのためオーブンの中古市場があるほどです)。また、投資の効果は長期間に及びます。
こうした設備投資の経済性を判断する方法は、複数あります。前回に引き続き、ベーカリーの経営者になったつもりで、新オーブン導入プロジェクトについて意思決定してみましょう。
◆新オーブンの候補は2つ
ベーカリーでは新オーブンの導入を検討し、A案とB案が候補として挙がっています。両案ともオーブン価格は500万円・耐用年数は3年で、投資の意思決定後すぐに購入するものとします。
両案の今後3年間のキャッシュインフローは、以下のように見込まれます(税金の影響を考慮した後の金額とします)。
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