公開日: 2013/03/14 (掲載号:No.10)
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会計リレーエッセイ 【第3回】「企業の会計人材」

筆者: 島崎 憲明

会計リレーエッセイ

【第3回】

「企業の会計人材」

 

住友商事株式会社 特別顧問
島崎 憲明

 

会計との付き合いは、44年前の入社以来ということになる。

特に経理の仕事を希望したわけではないが、決算・業績管理・税務などを担当する部署に配属された。その後、国内外での異動や昇格などにより担当業務の拡がりはあったが、幸か不幸か、会計との縁が切れぬまま役員を卒業した。卒業後、IFRS財団のトラスティとして、単一で高品質の会計基準の作成と各国での適用に協力してきた。

今や会計がライフワークになってのめり込んでいる自分が居る。

総合商社にこのような業務があるとは知らずに入り込んだ経理の仕事には、本気で取り組めない時期もあった。しかし、入社当時の私の上司は部下の指導に熱心で、会計の知識だけでなく企業経営と会計という視点から新しいことへのチャレンジ精神が旺盛な方であった。

彼の机の上には『連結会計』とタイトルが書かれたファイルがあった。44年も前のことであるが、子会社も含めた決算が必要になる時代が来る、そのための勉強中だと聞かされた。

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【第3回】

「企業の会計人材」

 

住友商事株式会社 特別顧問
島崎 憲明

 

会計との付き合いは、44年前の入社以来ということになる。

特に経理の仕事を希望したわけではないが、決算・業績管理・税務などを担当する部署に配属された。その後、国内外での異動や昇格などにより担当業務の拡がりはあったが、幸か不幸か、会計との縁が切れぬまま役員を卒業した。卒業後、IFRS財団のトラスティとして、単一で高品質の会計基準の作成と各国での適用に協力してきた。

今や会計がライフワークになってのめり込んでいる自分が居る。

総合商社にこのような業務があるとは知らずに入り込んだ経理の仕事には、本気で取り組めない時期もあった。しかし、入社当時の私の上司は部下の指導に熱心で、会計の知識だけでなく企業経営と会計という視点から新しいことへのチャレンジ精神が旺盛な方であった。

彼の机の上には『連結会計』とタイトルが書かれたファイルがあった。44年も前のことであるが、子会社も含めた決算が必要になる時代が来る、そのための勉強中だと聞かされた。

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連載目次

「会計リレーエッセイ」(全12回)

筆者紹介

島崎 憲明

(しまざき・のりあき)

1969年住友商事株式会社入社。米国住友商事ニューヨーク駐在、住友商事主計部長を経て1998年取締役就任、2005年より代表取締役副社長執行役員、2009年特別顧問就任、2013年6月退任。2009年1月国際会計基準委員会財団(現IFRS財団)トラスティ就任、2013年6月末辞任。

これまでに経団連資本市場部会長、企業会計部会長、金融庁企業会計審議会委員、金融審議会委員・部会長代理を務める。

現在は、金融庁政策評価有識者会議委員、一般財団法人会計教育研修機構理事、日本証券業協会公益理事・自主規制会議議長などを引続き務める。2013年8月にIFRS財団アジア・オセアニアオフィスアドバイザー、日本公認会計士協会顧問に就任。

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