有価証券報告書における作成実務のポイント 【第18回】
今回は、有価証券報告書のうち、特例財務諸表提出会社の附属明細表の作成実務ポイントについて解説する。
なお、本解説では2025年3月期の有価証券報告書(連結あり/特例財務諸表提出会社/日本基準)に原則、適用される法令等に基づき解説している。
《速報解説》 金融庁が「財務諸表等規則等の一部を改正する内閣府令(案)」を公表~期中会計基準及び防衛特別法人税に係る当面の取扱い案を受け改正~
2025(令和7)年12月19日、金融庁は、「財務諸表等の用語、様式及び作成方法に関する規則等の一部を改正する内閣府令(案)」等を公表し、意見募集を行っている。
《速報解説》 JICPA、「倫理規則に関するQ&A(実務ガイダンス)」の改正案を公表~外部の専門家の作業の利用及び倫理規則改正公開草案に伴う適合修正~
2025年12月16日、日本公認会計士協会は、「倫理規則実務ガイダンス第1号「倫理規則に関するQ&A(実務ガイダンス)」の改正に関する公開草案(外部の専門家の作業の利用及び倫理規則改正公開草案に伴う適合修正)」を公表し、意見募集を行っている。
〈経理部が知っておきたい〉炭素と会計の基礎知識 【第15回】「ガバナンスの開示 ~監督と執行、どう伝える?」
ジャーナル食品社は、加工食品の製造・販売を営む企業です。
ハルカちゃんがノートパソコンを持ってサステナビリティ推進室へ入ってきました。
【ハルカちゃん】
「スライドで図を作成しているんですけれど、うまくいかないところがあって・・・。
ツチヤさん、教えてもらえますか?」
連結会計を学ぶ(改) 【第11回】「のれん及び負ののれんの会計処理」
資本連結では、親会社の子会社に対する投資とこれに対応する子会社の資本は相殺消去され、消去差額が生じた場合には当該差額をのれん又は負ののれんとして会計処理することになる(「連結財務諸表に関する会計基準」(企業会計基準第22号。以下「連結会計基準」という)24項、59項、64項)。
今回は、のれん及び負ののれんの会計処理について解説する。
《速報解説》 JICPAが品質管理基準報告書(「監査事務所における品質管理」及び「監査業務に係る審査」)の改正案を公表~対象範囲にサステナビリティ情報の保証業務を追加~
2025年12月16日、日本公認会計士協会は、「品質管理基準報告書第1号「監査事務所における品質管理」及び品質管理基準報告書第2号「監査業務に係る審査」の改正」(公開草案)を公表し、意見募集を行っている。
《速報解説》 期中財務諸表に関する会計基準等を受け、「独立監査人が実施する中間財務諸表に対するレビュー」等の改正案が会計士協会より公表される
2025年12月16日、日本公認会計士協会は、期中レビュー基準報告書第1号「独立監査人が実施する中間財務諸表に対するレビュー」などの改正に関する公開草案を公表し、意見募集を行っている。
《速報解説》 会計士協会、監査基準報告書等の改正案を公表~「サステナビリティ情報の保証業務に関する実務指針」の公表に伴う変更~
2025年12月16日、日本公認会計士協会は、「サステナビリティ保証業務実務指針5000「サステナビリティ情報の保証業務に関する実務指針」の公表に伴う監査基準報告書等の改正について」(公開草案)を公表し、意見募集を行っている。
《速報解説》 会計士協会、監基報570「継続企業」の改正に係る公開草案を公表~経営者による継続企業の評価期間の開始日を変更~
2025年12月15日、日本公認会計士協会は、「監査基準報告書570「継続企業」の改正について」(公開草案)を公表し、意見募集を行っている。
〈注記事項から見えた〉減損の深層 【第16回】「インドのイースト(酵母)事業が減損に至った経緯」-インフレ鈍化との関係-
今回は、インドにおいて、主としてパン酵母(イースト)を製造、販売している事業での減損損失計上事例を取り上げます。
製粉業界の最大手として知られるこの会社は、2017年7月に、子会社を通じてインドにイースト工場を建設することを決定しました。その後、2022年8月に当該工場が稼働開始しましたが、2026年3月期中間(第2四半期)に至って、インドイースト事業の固定資産について減損損失を計上しています。稼働から丸3年経過した時点での減損です。
さっそく、事例を見ていきましょう。
