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〈一角塾〉図解で読み解く国際租税判例 【第18回】「りそな外税控除否認事件(地判平13.12.14、高判平15.5.14、最判平17.12.19)(その1)」~法人税法69条~

ここでは都市銀行による外国税額控除余裕枠の利用取引に関する訴訟事案(※1)の1つである「りそな外税控除否認事件」について、その概要及び最高裁の見解を説明した上で主たる論点に検討を加えてみることにする。「りそな外税控除否認事件」に関しては様々な論点があり、それらを検討することは国際租税判例を学ぶ上で意義があると理解する。

#No. 524(掲載号)
# 西川 浩史
2023/06/22

日本の企業税制 【第116回】「新しい資本主義実行計画改訂版案にみる税制改正の課題」

6月6日に開かれた政府の新しい資本主義実現会議(第19回)では、「新しい資本主義のグランドデザイン及び実行計画2023改訂版案」(以下「実行計画2023改訂版案」又は「改訂版案」という)が提示された。

#No. 523(掲載号)
# 小畑 良晴
2023/06/15

〈ポイント解説〉役員報酬の税務 【第50回】「取締役に対する自己株式の処分につき、安価であったために税務上の評価額との差額が給与等であるとされた事例」

当社は、自己株式の処分を検討しており、ちょうど後継者に株式を保有させるタイミングなので、本人に買い取ってもらうことを検討しています。
ここで、後継者はまだ資力が乏しいため、自己株式の税務上の評価額よりも安価で譲渡することが可能なら実行したいです。資本等取引であれば所得の計算に影響しないとは認識しているのですが、何か問題点はありますか。

#No. 523(掲載号)
# 中尾 隼大
2023/06/15

基礎から身につく組織再編税制 【第53回】「適格株式分配を行った場合の現物分配法人、現物分配法人の株主の取扱い」

今回は、適格株式分配を行った場合の現物分配法人、現物分配法人の株主の取扱いについて解説します。

#No. 523(掲載号)
# 川瀬 裕太
2023/06/15

相続税の実務問答 【第84回】「売買契約中の土地の課税関係(買主に相続が開始した場合)」

父(乙)は、U社(甲)との間で、令和5年3月1日にT市に所在する宅地250平方メートル(以下「T土地」といいます。)を9,000万円で購入する契約をしていました。契約書にはおおむね次のような記載があります。
① 契約締結日(令和5年3月1日)に乙は甲に手付金500万円を支払う。
② 令和5年6月1日に、乙は甲にT土地の売買代金の残代金8,500万円を支払う。
③ 同日に、甲は、所有権移転登記に必要な書類を乙に渡し、T土地を引き渡す。
④ 上記②及び③の義務を双方が履行した時に、T土地の所有権は乙に移転する。
ところが、父は、T土地の引渡しを受ける前の5月1日に亡くなってしまいました。相続人は長女である私と母の2名です。私たち相続人は協議の上、父の預金を私が相続し、その預金を解約し、T土地の売買代金の残代金8,500万円をU社に支払い、T土地を私の名義とする登記をしました。相続税の申告において父の財産及び債務をどのように扱えばよいのでしょうか。

#No. 523(掲載号)
# 梶野 研二
2023/06/15

酒井克彦の〈深読み◆租税法〉 【第120回】「節税商品取引を巡る法律問題(その14)」

財務省の資料によると、国税庁の近年の広報活動の経費についての予算額は次のとおりである(※)。

#No. 522(掲載号)
# 酒井 克彦
2023/06/08

谷口教授と学ぶ「国税通則法の構造と手続」 【第15回】「国税通則法24条~26条(~30条)」-申告納税制度における税務官庁による納税義務の確定-

第11回では国税通則法17条(~22条)について、同条の定める期限内申告を申告納税制度の中心ないし基本に据えて「申告納税制度の体系的把握と実定的把握」(同回2・3)の観点から、検討したが、今回は、その検討の延長線上で、申告納税制度における税務官庁による納税義務の確定(税通24条~26条)について検討することにする。

#No. 522(掲載号)
# 谷口 勢津夫
2023/06/08

〈判例評釈〉ムゲン・ADW事件が残したもの~最高裁の判示は、納税者の納得が得られるものか~ 【第4回】

課税売上割合に準ずる割合(以下「準ずる割合」という)については、ムゲン事件では争点化されたが、ADW事件では、課税仕入れの用途区分(本件更正処分の適法性)に係る争点の中で審議されている。したがって、以下では、ムゲン事件第一審及び控訴審を検討した上で、ADW控訴審判決(※37)における納税者側の主張とそれに対する裁判所の説示を中心に見ていくこととする。

#No. 522(掲載号)
# 霞 晴久
2023/06/08

〔疑問点を紐解く〕インボイス制度Q&A 【第27回】「調整対象固定資産の取得によって2割特例の適用が受けられない場合」

個人事業者です。令和5年10月1日より適格請求書発行事業者となるよう、登録を済ませました。
ところで、近々、営業車(取得価額200万円、事業専用割合60%)の購入を予定しているのですが、消費税の申告について小規模事業者に係る税額控除に関する経過措置(2割特例)の適用に当たっての注意点を教えてください。

#No. 522(掲載号)
# 石川 幸恵
2023/06/08

〈徹底分析〉租税回避事案の最新傾向 【第9回】「非適格株式移転を利用したM&A手法」

平成29年度税制改正前は、非適格株式交換又は非適格株式移転を行った場合に、株式交換完全子法人又は株式移転完全子法人が保有する資産に対して行われる時価評価課税の対象に営業権(のれん)が含まれると解されており、実務上も、株式交換及び株式移転におけるハードルの1つとして考えられていた。

#No. 522(掲載号)
# 佐藤 信祐
2023/06/08
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