会計上の『重要性』
判断基準を身につける
~目指そう!決算効率化~
【第14回】
「重要性の有無の判定方法②」
~体重の増加率は服を脱いで計算すべし
公認会計士 石王丸 周夫
今回は、会計処理の誤りが税引後利益にどう影響するのかについて考えていきます。
まず手始めに、虚偽記載の評価に関する以下の問題にチャレンジしてみてください(解答は問題のすぐ下にあります)。
〔問題14〕
次のア~ウの記述のうち、誤っているものが2つある。
その記号の組合せの番号を1つ選びなさい。
ア 法人税等の金額が過大である場合、税引前利益の金額も同額過大である。
イ 法人税等の金額に誤りが含まれている場合、税引後利益に対する影響を検討することが大事である。
ウ 減価償却費が10百万円過小である場合、税引後利益が10百万円過大である。
1・・・ア、イ
2・・・ア、ウ
3・・・イ、ウ
〔解答〕 2
いかがでしたか。正解できたでしょうか。
利益には税引前と税引後の2種類がありますが、重要性の判断も税引前と税引後の区別が大事です。
以下、この解答について触れながら、解説していきます。
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