〔具体事例から読み取る〕
“強い"会社の仕組みづくりQ&A
【第3回】
「従業員を巻き込んだ経営者の不正を防止するためには
どのような取組みが必要か」
米国公認会計士・公認内部監査人
打田 昌行
【Q】
経営幹部が権限を悪用し、不正や不適切な会計処理に及ぶ事件を見聞きします。しかし、きちんとした社内手続が求められる組織において、経営層だけで不正を働くことはそう簡単ではないはずです。組織化された会社では、業務に精通した部下や担当者の手を借りなければ、事件を起こすことはできません。
では、経営層から不正への加担を強要されたとき、毅然と断ることのできる部下や担当者がどれだけいるでしょうか。従業員である私自身を含めた弱い立場にある者を保護するためには、どのような仕組みが必要でしょうか。
【経営幹部が主導した最近の不正事件】
- トヨタ自動車の系列販売店の経営幹部による不正車検(2022年2月)
- SMBC日興証券の副社長他幹部が相場操縦の疑いで逮捕・起訴(同年3月)
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