税理士ができる
『中小企業の資金調達』支援実務
【第11回】
「金融機関提出書類の作成ポイント(その3 貸借対照表)」
~債務超過は避ける~
公認会計士・中小企業診断士・税理士
西田 恭隆
融資における決算書のポイントとして、今回は貸借対照表について述べる。
貸借対照表のポイント①:債務超過は避ける
避けるといって避けられるものではなく、この意味は「債務超過に陥る前に融資を申し込むよう社長に助言する」ということである。債務超過の状態だと、可能性はゼロではないけれども、融資獲得は難しくなる。繰越利益剰余金が大幅なマイナスとなっている会社は、「借金をして事業を続けてきたものの、毎年毎年赤字を積み重ね、お金を生み出す能力の無い会社」とみなされてしまう。金融機関は、債権回収見込みのない会社に融資することはできない。
債務超過に陥る前に、融資を申し込むかどうか、申し込みタイミングや金額について社長に提案、助言すべきである。
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