事例で検証する
最新コンプライアンス問題
【第28回】
「J事務所の性加害問題(上)」
弁護士 原 正雄
J事務所の代表取締役社長であったJ氏は、男性アイドルタレントをプロデュースする類まれな才能を有するカリスマ的芸能プロデューサーとの評価のもと、一世を風靡する男性アイドルタレントを数多く世に輩出した。
ところが、同氏が2019年に亡くなって4年後の2023年3月18日、イギリスBBCがJ氏による性加害についてのドキュメンタリー番組「J-POPの捕食者 秘められたスキャンダル」を配信し、以後、様々な報道機関がJ氏による性加害を報道するようになった。
同年5月26日、J事務所は、弁護士、精神科医、臨床心理士による「外部専門家による再発防止特別チーム」(特別チーム)を組成した。特別チームは被害者やJ事務所関係者など合計41名をヒアリングし、同年8月29日、調査報告書を完成させた。
本件は「ビジネスと人権」の問題ともいえる。そこで、同調査報告書に基づいて「ビジネスと人権」の観点も入れつつ本件を分析する。
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