公開日: 2015/07/02 (掲載号:No.126)
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会計上の『重要性』判断基準を身につける~目指そう!決算効率化~ 【第6回】「「重要性の基準値」はなぜ税引前利益の5%なのか」

筆者: 石王丸 周夫

会計上の『重要性』

判断基準を身につける

~目指そう!決算効率化~

【第6回】

「「重要性の基準値」はなぜ税引前利益の5%なのか」

 

公認会計士 石王丸 周夫

 

今回は、「重要性の基準値」の算定方法として最もよく知られている方法について解説します。

まず手始めに、以下の問題にチャレンジしてみてください(解答は問題のすぐ下にあります)。

〔問題6〕

次のの記述のうち、誤っているものが2つある。
その記号の組合せの番号を1つ選びなさい。

 重要性の基準値の求め方は複数あるが、監査実務では、売上高に一定割合を乗じた値を使用することが最も望ましいとされる。

 税引前利益に一定割合を乗じて重要性の基準値を求める場合、その一定割合は5%を超えてはならない。

 税引前利益に一定割合を乗じて重要性の基準値を求める場合、その一定割合が低ければ低いほどよいかというと、そういうわけでもない。

1・・・
2・・・
3・・・

〔解答〕   1

いかがでしたか? 正解できたでしょうか。

監査の仕事をやっていない限り、少々馴染みの薄い設問だったかもしれませんが、重要性判断の基本思考に関わる内容です。

以下、この解答について触れながら、解説していきます。

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~目指そう!決算効率化~

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「「重要性の基準値」はなぜ税引前利益の5%なのか」

 

公認会計士 石王丸 周夫

 

今回は、「重要性の基準値」の算定方法として最もよく知られている方法について解説します。

まず手始めに、以下の問題にチャレンジしてみてください(解答は問題のすぐ下にあります)。

〔問題6〕

次のの記述のうち、誤っているものが2つある。
その記号の組合せの番号を1つ選びなさい。

 重要性の基準値の求め方は複数あるが、監査実務では、売上高に一定割合を乗じた値を使用することが最も望ましいとされる。

 税引前利益に一定割合を乗じて重要性の基準値を求める場合、その一定割合は5%を超えてはならない。

 税引前利益に一定割合を乗じて重要性の基準値を求める場合、その一定割合が低ければ低いほどよいかというと、そういうわけでもない。

1・・・
2・・・
3・・・

〔解答〕   1

いかがでしたか? 正解できたでしょうか。

監査の仕事をやっていない限り、少々馴染みの薄い設問だったかもしれませんが、重要性判断の基本思考に関わる内容です。

以下、この解答について触れながら、解説していきます。

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連載目次

「会計上の『重要性』判断基準を身につける~目指そう!決算効率化~」(全16回)

筆者紹介

石王丸 周夫

(いしおうまる・のりお)

公認会計士
石王丸公認会計士事務所

1968年生まれ。
1991年、慶応義塾大学商学部卒業。
1990年から2004年まで、監査法人トーマツ(現有限責任監査法人トーマツ)にて会計監査実務に従事し、多くの企業を担当。
2004年に石王丸公認会計士事務所開業。現在は、監査や上場企業へのディスクロージャー・コンサルティングを中心に活動している。

【主な著作】
・『気候変動リスクと会社経営 はじめの一歩
・『経理財務担当者、士業のための 最短で導き出す分配可能額
・『パターン別 計算書類作成「うっかりミス」の防ぎ方
・『会社の姿が浮かびあがるカンタン経営分析 決算書あぶり出し分析法』(以上、清文社)

   

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