公開日: 2015/09/03 (掲載号:No.134)
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会計上の『重要性』判断基準を身につける~目指そう!決算効率化~ 【第10回】「重要性判断の実践事例①」~未払計上の要否はベンチで考える

筆者: 石王丸 周夫

会計上の『重要性』

判断基準を身につける

~目指そう!決算効率化~

【第10回】

「重要性判断の実践事例①」

~未払計上の要否はベンチで考える

 

公認会計士 石王丸 周夫

 

今回は期末の未払費用の計上について、重要性判断との関係を考えてみます。

まず手始めに、以下の問題にチャレンジしてみてください(解答は問題のすぐ下にあります)。

〔問題10〕

次のの記述のうち、誤っているものが2つある。
その記号の組合せの番号を1つ選びなさい。

 決算早期化と関係が深いのは、前払費用よりも未払費用である。

 決算の締め後に届いた請求書については、翌年度の費用に計上することでよい。

 発生主義で費用計上している場合、請求書到着日付で費用計上することは絶対に認められない。

1・・・
2・・・
3・・・

〔解答〕   3

いかがでしたか。正解できたでしょうか。

未払費用をどこまで厳密に計上するかは、決算早期化にも関係する大事な話です。

以下、この解答について触れながら、解説していきます。

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判断基準を身につける

~目指そう!決算効率化~

【第10回】

「重要性判断の実践事例①」

~未払計上の要否はベンチで考える

 

公認会計士 石王丸 周夫

 

今回は期末の未払費用の計上について、重要性判断との関係を考えてみます。

まず手始めに、以下の問題にチャレンジしてみてください(解答は問題のすぐ下にあります)。

〔問題10〕

次のの記述のうち、誤っているものが2つある。
その記号の組合せの番号を1つ選びなさい。

 決算早期化と関係が深いのは、前払費用よりも未払費用である。

 決算の締め後に届いた請求書については、翌年度の費用に計上することでよい。

 発生主義で費用計上している場合、請求書到着日付で費用計上することは絶対に認められない。

1・・・
2・・・
3・・・

〔解答〕   3

いかがでしたか。正解できたでしょうか。

未払費用をどこまで厳密に計上するかは、決算早期化にも関係する大事な話です。

以下、この解答について触れながら、解説していきます。

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連載目次

「会計上の『重要性』判断基準を身につける~目指そう!決算効率化~」(全16回)

筆者紹介

石王丸 周夫

(いしおうまる・のりお)

公認会計士
石王丸公認会計士事務所

1968年生まれ。
1991年、慶応義塾大学商学部卒業。
1990年から2004年まで、監査法人トーマツ(現有限責任監査法人トーマツ)にて会計監査実務に従事し、多くの企業を担当。
2004年に石王丸公認会計士事務所開業。現在は、監査や上場企業へのディスクロージャー・コンサルティングを中心に活動している。

【主な著作】
・『気候変動リスクと会社経営 はじめの一歩
・『経理財務担当者、士業のための 最短で導き出す分配可能額
・『パターン別 計算書類作成「うっかりミス」の防ぎ方
・『会社の姿が浮かびあがるカンタン経営分析 決算書あぶり出し分析法』(以上、清文社)

   

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