〔中小企業のM&Aの成否を決める〕
対象企業の見方・見られ方
【第23回】
「中小M&Aに向けた事前準備」
~良き相談相手を得る~
公認会計士・税理士
荻窪 輝明
《今回の対象者別ポイント》
買い手企業
⇒M&Aの売り手における事前準備段階の理解を深める。
売り手企業
⇒M&Aの検討段階において良き相談相手を探すためのヒントを得る。
支援機関(第三者)
⇒売り手の相談段階のニーズを知り、支援機関ごとに助言や支援に活かす。
その他の対象者
⇒売り手の対支援機関の視点を通じて対象企業の見方・見られ方のポイントをつかむ。
1 会社規模に応じた相談相手
中小企業において、M&Aの売り手が、自らM&Aの必要性を実感して計画的に準備を進めるケースは決して多くなく、売り手の状況を知る誰かに勧められるか、日頃から付き合いのある相談相手に助言を求めてから、M&Aを検討するケースが多いと思われます。
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