〔中小企業のM&Aの成否を決める〕
対象企業の見方・見られ方
【第9回】
「売り手が託すに相応しい買い手とは」
公認会計士・税理士
荻窪 輝明
《今回の対象者別ポイント》
買い手企業
⇒売り手が望む買い手像を理解する。
売り手企業
⇒買い手に期待するレベルの整理に役立てる。
支援機関(第三者)
⇒売り手の特性を理解してM&A当事者への支援に活かす。
その他の対象者
⇒売り手側の立場からM&A対象企業の見方のポイントをつかむ。
1 良い買い手とのめぐり逢い
中小企業のM&Aでは、売り手企業は経営者や経営者親族そのものといってよいほど、親族経営で成り立っているケースが少なくありません。経営者が自ら創業した場合はなおのこと、長年共に過ごし認め合ってきたかけがえのないパートナーと言い切れるくらい、経営者自身と企業は不可分の関係にあります。こうした関係が、M&Aによってある日突然解消する場合もあるわけですから、現れた買い手がどういう人物なのか、売り手としては意識しないはずがありません。
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