顧問先の経理財務部門の
“偏差値”が分かる
スコアリングモデル
【第3回】
「スコアリングモデルの評価の視点」
~経理財務部門は5つの視点で評価せよ~
株式会社スタンダード機構
代表取締役 島 紀彦
はじめに
前回述べたとおり、スコアリングモデルは、経理財務を構成する18種類の業務について、「正確性」、「効率性」、「安定性」、「リスク管理」、「戦略性」の5つの視点で経営管理レベル向上の鍵となる評価指標の達成度をスコアとして表すものである。
コントロールの達成度は、「総合スコア」、「財務諸表の信頼性スコア」、「業務の有効性・効率性スコア」、「5つの視点別スコア」、「18種類の業務プロセス別スコア」、「137個のKPI別スコア」として表現される(図表3)。
図表3 スコアリングモデルの概要(再掲)
※画像をクリックすると、別ページでPDFファイルが開きます。
では、経理財務部門を評価する「5つの視点」とは何であろうか。より詳しく解説しよう。
経理財務部門を評価する5つの視点
スコアリングモデルでは、企業価値の最大化に向けて経理財務部門が果たすべきガバナンスのあり方の将来像を想像し、現状の経理財務部門のレベルを多面的に評価するべきという見地から、複数の評価の視点を設定した。
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