公開日: 2013/11/21 (掲載号:No.45)
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顧問先の経理財務部門の“偏差値”が分かるスコアリングモデル 【第24回】「原価管理のKPI(その② 目標コスト改定)」

筆者: 島 紀彦

顧問先の経理財務部門の

“偏差値”が分かる

スコアリングモデル

【第24回】

「原価管理のKPI

(その② 目標コスト改定)」

 

株式会社スタンダード機構
代表取締役 島 紀彦

 

はじめに

今回は、原価管理を構成する複数のKPIから、「目標コスト改定」のサービスレベルを評価するKPIを取り上げる。

原価管理は、製品・商品・サービス1単位あたりの原価標準となる目標コストを設定し、目標コストと実際に発生したコストを比較して原価差異の要因を分析し、実際のコストを目標コストの範囲に抑える活動であるが、その原価管理を有効に行うためには、目標コストが生産販売実態に即して設定されることが求められる。

そこで、今回は、原価管理の目的を達成するために目標コストの適切性を担保する業務プロセスのサービスレベルを評価するKPIを取り上げる。

KPIの項目

〔調査対象業務〕
原価管理

〔調査対象業務プロセス〕
原価差異分析

〔調査項目〕
事業の外部・内部要因に応じて目標コストの改定を検討する頻度は何日ごとですか。
頻度の日数を回答欄に記入してください。

〔回答形式〕
「日数」

 

KPIが設定された業務プロセスの確認

まず、経済産業省スタンダードで整理された業務プロセスを引用しながら、このKPIに対応する業務プロセスを押さえておこう。

経済産業省スタンダードでは、原価管理において、会社が担う一般的な機能として、「予算策定」と「実績管理」を挙げている。

「予算策定」は、原価予算策定という機能で構成される。
また「実績管理」は、実績原価算定と実績原価分析という機能で構成される。

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顧問先の経理財務部門の

“偏差値”が分かる

スコアリングモデル

【第24回】

「原価管理のKPI

(その② 目標コスト改定)」

 

株式会社スタンダード機構
代表取締役 島 紀彦

 

はじめに

今回は、原価管理を構成する複数のKPIから、「目標コスト改定」のサービスレベルを評価するKPIを取り上げる。

原価管理は、製品・商品・サービス1単位あたりの原価標準となる目標コストを設定し、目標コストと実際に発生したコストを比較して原価差異の要因を分析し、実際のコストを目標コストの範囲に抑える活動であるが、その原価管理を有効に行うためには、目標コストが生産販売実態に即して設定されることが求められる。

そこで、今回は、原価管理の目的を達成するために目標コストの適切性を担保する業務プロセスのサービスレベルを評価するKPIを取り上げる。

KPIの項目

〔調査対象業務〕
原価管理

〔調査対象業務プロセス〕
原価差異分析

〔調査項目〕
事業の外部・内部要因に応じて目標コストの改定を検討する頻度は何日ごとですか。
頻度の日数を回答欄に記入してください。

〔回答形式〕
「日数」

 

KPIが設定された業務プロセスの確認

まず、経済産業省スタンダードで整理された業務プロセスを引用しながら、このKPIに対応する業務プロセスを押さえておこう。

経済産業省スタンダードでは、原価管理において、会社が担う一般的な機能として、「予算策定」と「実績管理」を挙げている。

「予算策定」は、原価予算策定という機能で構成される。
また「実績管理」は、実績原価算定と実績原価分析という機能で構成される。

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連載目次

顧問先の経理財務部門の“偏差値”が分かるスコアリングモデル [総論]

[総論] 《第1回~第9回》

  • 【第1回】
    経営者の視点で経理財務部門の課題を考える
     ~経理財務分野で解決されるべき課題~
  • 【第2回】
    スコアリングモデルの概要と基本構想
     ~専門知識はいらない~
  • 【第3回】
    スコアリングモデルの評価の視点
     ~経理財務部門は5つの視点で評価せよ~
  • 【第4回】
    KPIで評価するというアプローチ
     ~KPIを絞り込め~
  • 【第5回】
    スコアリングモデルの特長
     ~非会計情報を、定量化し、相対評価せよ~
  • 【第6回】
    スコアリングモデルで評価する留意点
     ~いきなり業績評価に使ってはいけない~
  • 【第7回】
    スコアリングデータから優秀な会社の傾向を読み取る
     ~総合スコア~
  • 【第8回】
    スコアリングデータから優秀な会社の傾向を読み取る
     ~財務諸表の信頼性スコア~
  • 【第9回】
    スコアリングデータから優秀な会社の傾向を読み取る
     ~業務の有効性・効率性スコア~

筆者紹介

島 紀彦

(しま・のりひこ)

株式会社スタンダード機構
代表取締役

昭和45年 富山県富山市生まれ
富山市立堀川中学校卒業 バスケットボール部に所属
富山県立富山高校理数科卒業 山岳部に所属
東京大学法学部(公法学科)卒業

平成6年 住友銀行入社
外資系コンサルティング会社にて、経営コンサルティングに従事
米国ロサンゼルス投資会社にて、投資調査に従事
新日本有限責任監査法人にて、事業戦略・管理会計コンサルティングに従事
平成19年6月より現職
投資・M&A分野、事業戦略・管理分野、事業再編分野、リスクマネジメント分野のコンサルティングに従事

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