企業経営と
メンタルアカウンティング
~管理会計で紐解く“ココロの会計”~
【第7回】
「「自分の見たものがすべて」の習性」
公認会計士 石王丸 香菜子
《登場人物》
PN社は、文具や雑貨の製造・販売を手がけるメーカーです。
経理部では、経理部長が難しい顔をして書類を読んでいます。
〈経理部のカズノ君〉
経理部長、何かあったんですか?
〈経理部長〉
第2事業部の得意先のZ社が、先日倒産したんだよ。
〈経理部のカズノ君〉
えっ! Z社に対しては不定期に大口の売上がありますよね。
売掛金残高はあったかな・・・。
〈経理部長〉
売掛金は先月すべて回収したからよかったんだが・・・。
あぁ、第2事業部長が来たね。
〈第2事業部長〉
経理部長~。
Z社向けの特注品の件、どうしましょう?
〈経理部のカズノ君〉
Z社向けの特注品があるんですか?
〈第2事業部長〉
Z社向けに特注カラーのオフィス用品を作っていたのよ。
先日完成して、近日中に出荷予定だったの。
〈経理部のカズノ君〉
え~っ! 特注品を作ったのに売れないじゃないですか!
〈第2事業部長〉
だから困ってるのよ!
〈経理部長〉
その件で第1事業部長に相談したら、さっそくA社と交渉してくれているそうだよ。
カズノ君、これがその資料だ。
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