公開日: 2022/12/17
文字サイズ

《速報解説》 令和5年度税制改正大綱(与党大綱)が公表される~生前贈与加算期間は7年に、NISA抜本拡充・恒久化、法人・所得の付加税は施行時期示さず、スタートアップ支援でSO税制等の見直し、改正電帳法・インボイス制度は更なる緩和措置導入へ~

筆者: Profession Journal 編集部

《速報解説》

令和5年度税制改正大綱(与党大綱)が公表される

~生前贈与加算期間は7年に、NISA抜本拡充・恒久化、
法人・所得の付加税は施行時期示さず、スタートアップ支援でSO税制等の見直し、
改正電帳法・インボイス制度は更なる緩和措置導入へ~

 

Profession Journal編集部

 

12月16日(金)、自由民主党・公明党は「令和5年度税制改正大綱」(いわゆる与党大綱)を公表、防衛費の財源確保に係る議論の影響を受け当初予定より1日ずれ込む工程となった。

【参考】 自由民主党ホームページ
令和5年度税制改正大綱

令和5年度の大綱においても近年の税制改正と同様、経済産業省主導による経済対策としての税制措置が、今回は「スタートアップ・エコシステムの抜本強化策」をテーマに掲げエンジェル税制、オープンイノベーション促進税制、ストックオプション税制の見直し等盛り込まれているが、全体としては、施行時期の明記は避けたものの防衛費増加の財源確保としての法人税額及び所得税額に対する付加税の創設や、若年層の資産形成・資産移転を図るためのNISA拡充、生前贈与制度の見直し、「1億円の壁」と言われる超富裕層への課税強化といった、コロナ禍を経て浮き彫りになった国内外の様々な社会問題(格差等)への対応を個別に手当てする改正項目が目立つ。

また下記冒頭から紹介する通り、昨年に続きインボイス制度及び改正電子帳簿等保存法への激変緩和措置がそれぞれ複数手当てされることになった(制度の施行時期は変更なし)。新制度への対応が間に合わない又は過度な負担となる事業者等に向けた措置となっているが、それ以外の事業者等にとっても、すでにある程度のICTが浸透している税実務において各ソフトウェア(システム)の改修という側面での影響も考え得る。令和4年度改正に続く見直しによって制度全体がどのような姿になるのか、今後の情報にも注視されたい。

以下、主な改正事項を紹介する。例年のとおり重要な改正事項については年末から年始にかけて個別に速報解説を順次公開していくので、そちらを参照いただきたい。

なお、こちらの[資料リンク集]ページも今後更新を重ねていくので、ログインの上、ブックマークボタンを押すなどして確認できるようにしていただきたい。

さらに12月22日(木)には毎年ご好評いただいている弊社主催セミナー「60分でわかる!令和5年度税制改正大綱はこう読む」が開催されるため、ぜひお申込みの上、ご視聴されたい。

この記事全文をご覧いただくには、プロフェッションネットワークの会員(プレミアム
会員又は一般会員)としてのログインが必要です。
通常、Profession Journalはプレミアム会員専用の閲覧サービスですので、プレミアム
会員のご登録をおすすめします。
プレミアム会員の方は下記ボタンからログインしてください。

プレミアム会員のご登録がお済みでない方は、下記ボタンから「プレミアム会員」を選択の上、お手続きください。

《速報解説》

令和5年度税制改正大綱(与党大綱)が公表される

~生前贈与加算期間は7年に、NISA抜本拡充・恒久化、
法人・所得の付加税は施行時期示さず、スタートアップ支援でSO税制等の見直し、
改正電帳法・インボイス制度は更なる緩和措置導入へ~

 

Profession Journal編集部

 

12月16日(金)、自由民主党・公明党は「令和5年度税制改正大綱」(いわゆる与党大綱)を公表、防衛費の財源確保に係る議論の影響を受け当初予定より1日ずれ込む工程となった。

【参考】 自由民主党ホームページ
令和5年度税制改正大綱

令和5年度の大綱においても近年の税制改正と同様、経済産業省主導による経済対策としての税制措置が、今回は「スタートアップ・エコシステムの抜本強化策」をテーマに掲げエンジェル税制、オープンイノベーション促進税制、ストックオプション税制の見直し等盛り込まれているが、全体としては、施行時期の明記は避けたものの防衛費増加の財源確保としての法人税額及び所得税額に対する付加税の創設や、若年層の資産形成・資産移転を図るためのNISA拡充、生前贈与制度の見直し、「1億円の壁」と言われる超富裕層への課税強化といった、コロナ禍を経て浮き彫りになった国内外の様々な社会問題(格差等)への対応を個別に手当てする改正項目が目立つ。

また下記冒頭から紹介する通り、昨年に続きインボイス制度及び改正電子帳簿等保存法への激変緩和措置がそれぞれ複数手当てされることになった(制度の施行時期は変更なし)。新制度への対応が間に合わない又は過度な負担となる事業者等に向けた措置となっているが、それ以外の事業者等にとっても、すでにある程度のICTが浸透している税実務において各ソフトウェア(システム)の改修という側面での影響も考え得る。令和4年度改正に続く見直しによって制度全体がどのような姿になるのか、今後の情報にも注視されたい。

以下、主な改正事項を紹介する。例年のとおり重要な改正事項については年末から年始にかけて個別に速報解説を順次公開していくので、そちらを参照いただきたい。

なお、こちらの[資料リンク集]ページも今後更新を重ねていくので、ログインの上、ブックマークボタンを押すなどして確認できるようにしていただきたい。

さらに12月22日(木)には毎年ご好評いただいている弊社主催セミナー「60分でわかる!令和5年度税制改正大綱はこう読む」が開催されるため、ぜひお申込みの上、ご視聴されたい。

この記事全文をご覧いただくには、プロフェッションネットワークの会員(プレミアム
会員又は一般会員)としてのログインが必要です。
通常、Profession Journalはプレミアム会員専用の閲覧サービスですので、プレミアム
会員のご登録をおすすめします。
プレミアム会員の方は下記ボタンからログインしてください。

プレミアム会員のご登録がお済みでない方は、下記ボタンから「プレミアム会員」を選択の上、お手続きください。

連載目次

◆ 「令和5年度税制改正大綱」に関する《速報解説》 

(※) 各テーマごとに順次公開します。

【全体概要】・・・・・・・・
【所得課税】・・・・・・・・
【法人課税】・・・・・・・・
【消費課税】・・・・・・・・
【資産課税】・・・・・・・・
【国際課税】・・・・・・・・
【納税環境】・・・・・・・・

筆者紹介

Profession Journal 編集部

会員の皆さまに役立つ情報を提供してまいります。
Profession Journalへのご意見・ご要望はこちらから。

税務・会計Web情報誌 Profession Journalは、実務書出版社の「株式会社清文社」と「資格の学校TAC」の合弁会社である「株式会社プロフェッションネットワーク」が管理・運営を行っています。

    

▷気に入った記事・気になる記事を見つけたら・・・

各記事ページにあるSNSの「いいね!」ボタンを押して拡散してください!

タイトル横の「ブックマークする」ボタンを押せば、ページ右の「ブックマーク一覧」からすぐにご覧いただけます!
※「ブックマークする」ボタンは、会員ログイン後に表示されます。

FOLLOW US!!
  

関連書籍

法人税事例選集

公認会計士・税理士 森田政夫 共著 公認会計士・税理士 西尾宇一郎 共著

プロフェッショナル 消費税の実務

税理士 金井恵美子 著

中小企業の繰越控除にも対応!詳解 賃上げ促進税制

公認会計士・税理士 鯨岡健太郎 著

資産税実務問答集

井上浩二 編 信永 弘 編

相続税・贈与税取扱いの手引

公益財団法人 納税協会連合会 編集部 編

空き家の法律問題と実務対応

弁護士・税理士 羽柴研吾 著

不動産の評価・権利調整と税務

鵜野和夫 著 税理士・不動産鑑定士 下﨑 寛 著 税理士・不動産鑑定士 関原教雄 著

相続税実務の“鉄則”に従ってはいけないケースと留意点

中島孝一 著 西野道之助 著 飯田昭雄 著 佐々木京子 著 高野雅之 著 若山寿裕 著 佐久間美亜 著

STEP式 消費税申告書の作成手順

税理士 石原健次 監修 税理士 田部純一 共著 税理士 三野友行 共著 税理士 田中信大 共著 税理士 平安孝至 共著 税理士 船橋 充 共著

インボイス制度の仕入税額控除

税理士 金井恵美子 著

地方税取扱いの手引

地方税制度研究会 編

【電子書籍版】源泉所得税取扱いの手引

公益財団法人 納税協会連合会 編集部 編

【電子書籍版】税務・労務ハンドブック

公認会計士・税理士 菊地 弘 著 公認会計士・税理士 井村 奨 著 税理士 山口光晴 著 特定社会保険労務士 佐竹康男 著 特定社会保険労務士 井村佐都美 著

読解 不動産登記Q&A

司法書士 飯川洋一 著 弁護士 官澤里美 著 土地家屋調査士 高橋一秀 著 司法書士 佐藤光洋 著

図解でわかる 不動産オーナーの相続対策

税理士 今仲 清 著 税理士 坪多晶子 著

記事検索

メルマガ

メールマガジン購読をご希望の方は以下に登録してください。

#
#