解説一覧
税務・会計分野に関する各種制度や実務論点を体系的に解説した記事をまとめたカテゴリです。法人税・所得税・消費税・相続税などの主要税目に加え、財務会計・管理会計・監査分野の解説や実務対応のポイントまで幅広く掲載しています。条文の趣旨や通達、判例・裁決事例を踏まえながら、制度の背景と実務上の留意点を整理し、専門職や企業担当者が実務判断に活用できる内容を提供しています。分野別の詳細カテゴリもあわせてご参照ください。
谷口教授と学ぶ「税法基本判例」 【第62回】「生命保険年金に対する雑所得課税」-生命保険年金二重課税訴訟・最判平成22年7月6日民集64巻5号1277頁の租税手続法的意義を中心に-
第51回から所得税法上の所得区分に関連する問題を取り上げて検討してきたが、今回は、そのような検討の最後において、被相続人の死亡により相続人が年金方式で受け取る生命保険金(以下「生命保険年金」という)に対する雑所得課税の問題について検討することにし、しかもその検討を主として生命保険年金に係る源泉徴収という租税手続法の観点から行うことにする。
〈令和8年分〉おさえておきたい年末調整のポイント 【第1回】「令和8年分から適用される改正事項」~基礎控除・給与所得控除・同一生計配偶者や扶養親族等の所得要件の見直し~
11月も間近となり、今年も年末調整に向けた準備を始める時期となった。
今回から3回シリーズで、年末調整における実務上の注意点やポイント等を解説する。
第1回(本稿)と第2回は、令和8年分の年末調整に関係する改正事項を取り上げる。
なお、本年分の記事に加え、論末の連載目次に掲載された過去の拙稿もご参照いただきたい。
〈Q&A〉非上場株式の承継実務 【第2回】「株式承継方法の選択」~改正の影響も見据えて~
【第1回】では、親族内事業承継を4つのステップで進め、株式の承継方法はステップ4の株価算定・相続税の試算を踏まえて決定することがわかった。しかし、株式の承継方法にはどのようなものがあり、贈与と売買のいずれを選択するかはどのように判断すればよいだろうか。
また、非上場株式の評価方法の見直しが予定されていると聞くが、承継方法の検討にあたって留意すべき点はあるか。
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グループ企業の税務Q&A 【第10回】「完全支配関係のある法人間で非適格合併が行われた場合」
P社がA社株式とB社株式を100%保有しています。今回、A社を合併法人、B社を被合併法人とする現金交付の合併(非適格合併)を実施します。この場合のP社、A社、B社の課税関係はどのようになるのでしょうか。
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暗号資産(トークン)・NFTをめぐる税務 【第101回】
これまで指摘した各段階で起こりうる問題のうち、以下のものへの対処方法を検討してみたい。
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〈一角塾〉図解で読み解く国際租税判例 【第107回】「上村工業第二事件 -原価基準法の適用が否認され、残余利益分割法が適用された事例-(地判令2.2.28)(その2)」~租税特別措置法66条の4第2項1号ハほか~
① BB品自体は、混合された原料の価格の合計額以上の価値を有するものではなく、BB品を含むノウハウの開示を受けた原料の販売に係る対価の額と完全なノウハウの開示を受けた原料の販売に係る対価の額は、同一であって、ノウハウを含むものとして高値で取引されているものでもないから、BB品の価格がロイヤリティの影響を受けている事実も、ロイヤリティの額がBB品の価格の影響を受けている事実もない。
② BB品を用いたライセンス契約のロイヤリティ料率がBB品を含まないライセンス契約のロイヤリティ料率よりも低く設定されるという事実はなく、「本件ライセンス取引」と「本件棚卸資産販売取引」とを一つの単位として独立企業間価格を算定することはできないと主張する。
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〔会計不正調査報告書を読む〕 【第194回】ニデック株式会社「役員責任調査委員会調査報告書(公表版)(2026年10月16日付)」
ニデック株式会社(以下「ニデック」と略称する)は、創業者の永守重信氏(以下「永守氏」と略称する)が、日本電産株式会社を1973(昭和48)年7月に設立し、創業以来、M&Aを原動力の一つとして急速に事業領域を拡大している。
ニデックグループは、ニデックに加え、連結子会社351社及び持分法適用会社4社の合計355社で構成されており、精密小型モータ、車載及び家電・商業・産業用モータ、機器装置、電子・光学部品、その他の開発・製造・販売を主たる事業としている。連結売上高2,708,705百万円、連結当期損失△564,624百万円、資本金87,784百万円、従業員数100,329人(いずれも2026年3月期連結実績)。本店所在地は京都市南区。東京証券取引所プライム市場に上場。
会計監査人は、PwC Japan有限責任監査法人京都事務所(以下、「PwC Japan」と略称する)で、合併前のPwC京都監査法人が担当していた期間も含め、継続監査期間は41年である(2025年3月期有価証券報告書)。
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[音声記事]令和9年食料品減税、ここが困りそう─税理士が語る消費税実務 【第3回】「事務所の手間と2年後」
軽減税率が始まった令和元年10月、レジの入れ替えや請求書の様式変更に追われた方も多いと思います。令和9年からの実施が検討されている飲食料品の消費税減税でも、同じような対応に追われることになるかもしれません。
この連載は、税理士が集まり、減税が始まったら実務のどこで困りそうかを話し合った内容を音声にしたものです。顧問先からどんな問い合わせが来そうか、システム改修は間に合うのかといった、解説記事ではなかなか取り上げられない話が中心となっています。
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消費税減税大綱に伴い想定される実務への影響と対応 【第4回】「税率引下げ期間に合わせた課税期間の設定方法と留意点」
前回は、国税庁から公表されているQ&Aで示された、総額表示義務の特例や定期供給契約・通信販売に係る経過措置、税率変更日前後の適用税率について確認した。
最終回となる今回も国税庁から公表されているQ&Aで示された事項として、税率引下げ期間に合わせて課税期間を設定する方法などについて、実務上の留意点を交えながら確認する。
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「税理士損害賠償請求」頻出事例に見る原因・予防策のポイント【事例163(所得税)】 「給与所得者等が還付申告を行う場合には、暦年終了後(翌年1月1日以後)5年間行使しないと時効により消滅するにもかかわらず、法定申告期限から5年と誤認したため、還付が受けられなくなってしまった事例」
X7年10月に、依頼者が取締役として1人で主宰する同族会社の税務調査を受けた際、「給与所得者の扶養控除等(異動)申告書」(以下単に「扶養控除等申告書」という)を期限までに受理していなかったとして、甲欄での源泉徴収が認められず、乙欄で源泉徴収すべきであるとする納税告知書分及び賦課決定処分を受けた。
これを不服として依頼者の同族会社が国税不服審判所に審査請求を行ったが棄却されたため、依頼者の所得税申告によって源泉所得税を取り戻すべく乙欄で源泉徴収した源泉徴収票を作成して確定申告を行ったが、X3年分については、還付金の消滅時効により受理されなかった。これにより、X3年分の所得税につき過大納付が発生したとして賠償請求を受けた。
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