479 件すべての結果を表示

IT業界の労務問題と対応策 【第3回】「IT業界でありがちな労務トラブル(その2)」

昨今、管理職の処遇については「偽装管理職」として世間で注目されてきたように、法令で定められている管理職の概念に当てはまっているかどうかを労働基準監督署では厳しく判断するようになっている。しかし実際には、「リーダー」・「マネージャー」などの役職が付いたら、役職手当を支給し、残業代を支給しないというのが現実である。

#No. 74(掲載号)
# 成澤 紀美
2014/06/19

IT業界の労務問題と対応策 【第2回】「IT業界でありがちな労務トラブル(その1)」

IT業界では、エンジニア35歳定年説があったり、3K(キツイ、キビシイ、帰れない)業界といわれたりする。
こういった情報が出るということは、それだけ厳しい労働環境であったり、労務トラブルが発生しやすい業界であるといえる。現に労働裁判でも多くの係争判例があり、過重労働や未払い残業問題が争われている。
では、この業界でありがちな労務トラブルにはどのようなものがあるのかを確認したい。

#No. 73(掲載号)
# 成澤 紀美
2014/06/12

IT業界の労務問題と対応策 【第1回】「日本のIT業界、拡大の変遷」

本連載では、拡大を続けるIT業界においてどのような労務問題が起きているかを明らかにしたいが、第1回では、まず、日本におけるこの業界の変遷について触れておきたい。

#No. 72(掲載号)
# 成澤 紀美
2014/06/05

メンタルヘルス不調と労災 【第5回】「メンタル不調者を生まない環境づくり」

現在の認定基準は、過去の判断指針等を被災者側に有利に、かつ、柔軟に改定されているため、労働基準監督署と主治医の認定事実が一致して、評価表の「強」に当たることが明らかな場合は、主治医の意見のみで認定の判断を行うことができるようになっている(過去の判断指針等では、精神科医の専門部会が全件協議することになっていた)。
これは、仮に主治医の意見に問題がある場合でも、そのまま主治医の意見が通ってしまう可能性があることを意味している。

#No. 71(掲載号)
# 井下 英誉
2014/05/29

メンタルヘルス不調と労災 【第4回】「評価表の出来事に潜むリスク」

前回は、「業務による心理的負荷」の強度の評価方法について確認しながら、労災対象になり得る出来事や考え方を紹介した。
今回は、前回の最後で解説した「複数の出来事又は出来事と恒常的な長時間労働を総合評価すると「強」になる場合」について、さらに詳しく解説する。

#No. 70(掲載号)
# 井下 英誉
2014/05/22

メンタルヘルス不調と労災 【第3回】「業務上の出来事と心理的負荷の関係」

心理的負荷の評価は、発病前おおむね6ヶ月の間にあった具体的出来事の内容により、以下の3つの方法のいずれかを用いて行う。
① 「特別な出来事」に該当する出来事がある場合の評価方法
発病前おおむね6ヶ月の間に、「特別な出来事」に該当する業務による出来事が認められた場合には、心理的負荷の総合評価を「強」と判断する。
② 「特別な出来事」に該当する出来事がない場合の評価方法
「特別な出来事」に該当する出来事がない場合は、以下の手順により心理的負荷の総合評価を行い、「強」、「中」、又は「弱」に評価する。

#No. 69(掲載号)
# 井下 英誉
2014/05/15

メンタルヘルス不調と労災 【第2回】「精神障害の労災認定基準と労基署の調査」

前回は、精神障害による労災認定の現状やその背景及び労災が認められた場合の企業活動への影響や企業の責任等について解説した。今回は、精神障害が労災と認められる要件(基準)と実際の事案が発生したときに労働基準監督署が行う調査について解説する。
なお、今回の内容は「心理的負荷による精神障害の認定基準について(平成23年12月26日付基発1226第1号)」を参考にしているため、より詳しい内容を知りたい場合は、この認定基準を参考にされたい。

#No. 68(掲載号)
# 井下 英誉
2014/05/08

メンタルヘルス不調と労災 【第1回】「メンタルヘルス不調者の増加と企業の責任」

労災申請・認定の増加の原因を考えるうえで、まず注目しなければいけないのが、我が国の自殺者の問題である。
我が国は、平成10年から平成23年にかけて、14年連続で年間自殺者が3万人を超えていた。幸いにも平成24年にはその数が2.7万人に減少し、平成25年も微減となっているが、それでも世界的にみて、自殺者が多い国であることに変わりはない。
自殺の原因は様々であるが、1位は健康問題であり、その割合は原因全体の50%程度になる。そして、その多くがうつ病などの精神疾患によるものである。

#No. 67(掲載号)
# 井下 英誉
2014/05/01

パワーハラスメントの実態と対策 【第4回】「パワハラの予防策と解決策」

パワハラのリスクを防止するためには、2つの観点から対策を整備する必要がある。
それは、「発生しないようにする予防策」と、「発生してしまったときのために解決策」である。

#No. 66(掲載号)
# 大東 恵子
2014/04/24

パワーハラスメントの実態と対策 【第3回】「判例と法的解釈」

2007年に判決が出た「日研化学事件」では、上司の叱責・暴言が原因で被害者が自殺した。
被害者は上司から「存在が目障りだ。いるだけでみんなが迷惑している」「おまえは会社を食い物にしている給料泥棒」などの暴言を繰り返し受けていた。
裁判では、これらの行為は、「過度に厳しく、キャリアを否定し人格・存在自体を否定するものだ」と判断され、労災認定までも行われた。

#No. 65(掲載号)
# 大東 恵子
2014/04/17
#