《速報解説》 「日本における公認会計士及び公認会計士制度のあるべき姿の提言プロジェクトチーム」(中間報告)の解説
平成25年7月3日、日本公認会計士協会・日本における公認会計士及び公認会計士制度のあるべき姿の提言プロジェクトチームは、「日本における公認会計士及び公認会計士制度のあるべき姿の提言プロジェクトチーム」(中間報告)(以下「中間報告」という)を公表した。
《速報解説》 「従業員等に信託を通じて自社の株式を交付する取引に関する実務上の取扱い(案)」の解説
従業員の福利厚生に資するために、信託を利用して自己株式を取得する取引が行われており、実務上、日本版ESOP(Employee Stock Ownership Plan)などと呼ばれることがある。
当該取引に関する会計処理は、実務上、バラツキがあるといわれている。
そこで、平成25年7月2日、企業会計基準委員会は、実務対応報告公開草案第39号「従業員等に信託を通じて自社の株式を交付する取引に関する実務上の取扱い(案)」(以下「公開草案」という)を公表し、意見募集を行っている。
《速報解説》 「不正調査ガイドライン」(公開草案)の解説
平成25年7月2日、日本公認会計士協会は、経営研究調査会研究報告「不正調査ガイドライン」(公開草案)(以下「公開草案」という)を公表し、意見募集を行っている。
意見募集期間は平成25 年7月15 日までである。
《速報解説》 「無形資産に関する検討経過の取りまとめ」の解説
平成25年6月28日、企業会計基準委員会は「無形資産に関する検討経過の取りまとめ」(以下「中間整理」という)を公表した。
中間整理は、平成21年12月の「無形資産に関する論点の整理」公表以降に行ってきた審議の状況やリサーチ活動などの概要を取りまとめたものである。
なお、中間整理については、論点整理や公開草案のようなコメントの募集は行われていない。
以下では、中間整理の概要を述べ、整理の状況について解説を行う。
《速報解説》 「金融商品の監査における特別な考慮事項」(公開草案)の解説
平成25年6月28日、日本公認会計士協会は「監査基準委員会研究報告『金融商品の監査における特別な考慮事項』(公開草案)」(以下「公開草案」という)を公表し、意見募集を行っている。
意見募集期間は平成25 年7月18 日までである。
《速報解説》 「我が国の引当金に関する研究資料」の解説
平成25年6月24日、日本公認会計士協会は「我が国の引当金に関する研究資料」(会計制度委員会研究資料第3号。以下「研究資料」という)を公表した。
「研究資料」は、我が国の引当金の実務においては、経済環境の変化や企業の事業内容の多様化・複雑化などを背景として、認識又は測定に係る判断が容易ではない場合があるとの指摘が従来から見られ、監査実務においても論点となることが多いと述べている。
そこで、主として、我が国企業における「引当金の計上基準」の開示状況等による引当金に関する個別論点の洗い出し、具体的な会計処理(主に注解18に基づく)及び開示についての考察を行い、検討経過を研究資料として公表したものである。
《速報解説》 「国際会計基準(IFRS)への対応のあり方に関する当面の方針」の解説
「IFRSへの対応のあり方に関する基本的な考え方」では、「単一で高品質な国際基準を策定する」という目標がグローバルに実現されていくことは、世界経済の効率化・活性化を図る観点から有効であるとし、我が国としてもこの目標を実現していくために主体的に取り組むことは重要であると述べるなど、多くの事項が取り上げられている。
《速報解説》 企業内容等の開示に関する留意事項について(企業内容等開示ガイドライン)の改正ポイント
「企業内容等の開示に関する留意事項について(企業内容等開示ガイドライン)」の改正が、平成25年6月11日に金融庁より公表された。
《速報解説》 「訂正報告書に含まれる財務諸表等に対する監査上の留意事項について」(公開草案)の解説
公開草案は、近年における、上場会社において不適切な会計処理が発覚しそれを原因として訂正報告書が提出されることになった場合の事例を基に、監査人として、監査業務の受嘱、監査計画の策定と監査手続の実施、第三者委員会又は内部調査委員会の調査報告書の利用の可否等の判断、監査人が交代している場合の対応、監査意見の表明等において監査上留意すべき事項を取りまとめ、実務上の適切な対応に資することとしたものである。