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日本の企業税制 【第147回】「OECD/G20のBEPS包摂的枠組みが共存システムに関する合意を公表」

147ヶ国・地域で構成されるOECD/G20のBEPS包摂的枠組み(Inclusive Framework)は、新年早々の1月5日、デジタル化・グローバル化した経済環境におけるグローバル・ミニマム課税制度の協調的運用に向けた道筋を示すパッケージの主要要素について合意したことを公表した。
2025年6月28日にG7の財務省がグローバル・ミニマム課税に関する共同声明を公表したことで、米国連邦議会に提出された税制改正法案に当初盛り込まれた報復措置が撤回されて以降、数ヶ月にわたる緊密な協議を経て発表された「共存システム(side-by-side system)」に関する包括的合意は、国際税制の安定性と確実性の基盤を築く重要な政治的・技術的合意である。これにより、グローバル・ミニマム課税の枠組みで従来までに達成された成果が維持され、特に開発途上国を含む全ての管轄区域が、自国で生み出された所得に対する第一課税権を確保する能力が保護される。

#No. 653(掲載号)
# 魚住 康博
2026/01/22

〈ポイント解説〉役員報酬の税務 【第78回】「合併無効判決の確定と役員退職給与」

当社は子会社を吸収合併しました。その際、子会社の役員のうち退職者に対して役員退職給与を支給し、損金の額に算入しています。しかし、役員の一部が吸収合併無効の訴えを提起しました。
仮にこの訴えが認められた場合、支給したことで損金の額に算入済みの役員退職給与はそのままでいいのでしょうか。

#No. 653(掲載号)
# 中尾 隼大
2026/01/22

相続税の実務問答 【第115回】「相続時精算課税が適用される贈与の課税漏れがあった場合の贈与税額控除」

私は、平成16年4月に父から、非上場会社であるA社の株式の贈与を受けました。その評価額は、3,000万円と高額であったため、贈与税の申告に当たり相続時精算課税を選択しました。その父が、令和7年3月に亡くなりましたので、父から相続により取得した財産の価額に、相続時精算課税を適用したA社の株式の贈与時の価額3,000万円を課税価格に加算して相続税の申告をするつもりです。
ところで、平成20年5月に、父がA社に対して債務免除を行い、その結果、私の有するA社の株式の価額が2,000万円上昇したことから、その増加益について父から贈与があったものとみなされ、贈与税の申告が必要だったにもかかわらず、その申告を失念したまま、既に申告期限から17年ほどが過ぎてしまいました。このみなし贈与については、今から贈与税の申告をすることはできませんが、相続税の課税価格への加算は必要であるとの説明を受けました。
そこで、平成20年5月に受けたみなし贈与の金額については、相続税の課税価格に加算して相続税の申告をすることとしますが、その際に、このみなし贈与について本来であれば課税されていた贈与税相当額を相続税額から控除することはできますか。贈与税額の控除が認められないとすると、贈与税についてもはや課税がされないはずであるにもかかわらず、贈与税が課税されたのと同様の結果となってしまい、不合理ではないでしょうか。

#No. 653(掲載号)
# 梶野 研二
2026/01/22

〈一角塾〉図解で読み解く国際租税判例 【第88回】「外国子会社配当益金不算入規定における外国子会社の判定基準(地判令3.9.28)(その1)」~法人税法23条の2第1項、法人税法施行令22条の4第1項~

平成21年度に導入された外国子会社配当益金不算入制度(法人税法23条の2第1項)は、法人課税の分野において、全世界所得課税という基本構造を維持しながら、一部に国外所得免除型のポリシーを導入するものであったといわれる。その方策は、従来の間接外国税額控除の適用基準をそのまま利用しつつ、間接外国税額控除を廃止して、対象外国会社からの配当を益金不算入とするものである。

#No. 653(掲載号)
# 金山 知明
2026/01/22

《速報解説》 国税庁、インボイス登録の再取得に関する新たなQ&Aを公表~経過措置適用期間中の再登録手続きを明確化~

国税庁はホームページ上で掲載している「インボイスの取扱いに関するご質問」を令和8年1月16日更新し、新たに1問を公表した。

# Profession Journal 編集部
2026/01/19

上西左大信・佐藤善恵の 「令和8年度税制改正大綱」のここに注目! 【第3回】「個人所得課税・資産課税の具体的改正内容」

【第1回】・【第2回】では、令和8年度税制改正大綱の基本的考え方と政策的背景を中心に解説した。高市政権の「強い経済」「世界で輝く日本」というビジョン、物価連動による基礎控除等の引上げという画期的な仕組みの創設、「103万円の壁」から「178万円」への引上げをめぐる政治的駆け引き、そして防衛力強化への強い意志など、今回の大綱の特徴が浮き彫りになった。
【第3回】となる本稿では、個人所得課税と資産課税の具体的な改正内容について、実務的な観点も交えながら詳しく見ていく。基礎控除と給与所得控除の複雑な階層構造、住宅ローン控除の5年延長、NISA制度の0歳からへの拡充、暗号資産の分離課税化、青色申告特別控除75万円の創設、そして貸付用不動産の評価適正化など、実務に直結する重要な改正が目白押しである。

#No. 652(掲載号)
# 上西 左大信、 佐藤 善恵
2026/01/15

上西左大信・佐藤善恵の 「令和8年度税制改正大綱」のここに注目! 【第4回】「法人課税・消費課税・納税環境整備と今後の展望」

第1回・第2回では令和8年度税制改正大綱の基本的考え方と政治的背景を、第3回では個人所得課税と資産課税の具体的改正内容を見てきた。最終回となる本稿では、法人課税・消費課税の改正、納税環境整備、そして検討事項から見えてくる今後の税制改正の方向性について解説する。
中小企業向け税制の拡充、画期的なIPOSS(特定生産性向上設備等投資促進税制)の創設、プラットフォーム課税の拡大、インボイス制度の経過措置延長など、実務に直結する重要な改正が並ぶ。また、検討事項に何が残されたのか、何が書かれなかったのかを読み解くことで、次の改正の方向性も見えてくる。

#No. 652(掲載号)
# 上西 左大信、 佐藤 善恵
2026/01/15

社長からの無理難題の断り方・かわし方 【第1回】「愛人への給与」

最近、愛人に会社から給与を払っているんだ。
経費になるように処理しておいてよ!

#No. 652(掲載号)
# 植西 正
2026/01/15

令和7年分 確定申告実務の留意点 【第3回】「特に注意したい事項Q&A-特定親族特別控除の創設に伴う申告書への影響等-」

本連載の最終回は、令和7年度税制改正事項に関連するものの他、確定申告において注意が必要と考えられるもので、過去に取り上げていない5項目をQ&A形式でまとめることとする。
なお、本稿では、特に指定のない限り令和7年分の確定申告を前提として解説を行う。

#No. 652(掲載号)
# 篠藤 敦子
2026/01/15

〈適切な判断を導くための〉消費税実務Q&A 【第16回】「ハンドキャリーによる輸送品についての輸出免税の適用」

当社は美術工芸品の販売業を営んでいます。海外であるA国に居住するB氏に対し、美術工芸品を販売しました。本件では商品の破損を避ける目的もあり、担当者がこの美術工芸品を手荷物として航空機に持ち込み(いわゆるハンドキャリー)、現地でB氏に直接引き渡しました。代金は現地で現金により受領しています。
この場合における消費税に関する注意点を教えてください。

#No. 652(掲載号)
# 石川 幸恵
2026/01/15

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