事例で検証する
最新コンプライアンス問題
【第10回】
「大手製鋼所の工場における検査データの改ざん」
弁護士 原 正雄
2017年10月8日、K製鋼が、アルミニウムや銅製品の一部で強度や寸法などを偽って出荷していたことを公表した。その後、K製鋼は「当社グループにおける不適切行為に係る原因究明と再発防止策に関する報告書」を作成し、同年11月10日、経済産業省に提出するとともに、公表した。
そこで今回は、本報告書及び各報道を元に、K製鋼におけるデータ改ざんについて、分析する。
1 不正の概要
K製鋼では、海外を含む17の工場において、検査データの改ざんが行われており、500社以上の取引先に影響が広がった。
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