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税務争訟に必要な法曹マインドと裁判の常識 【第6回】「税務訴訟における裁判所の判断過程の特徴等」

筆者:下尾 裕

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税務争訟に必要な

法曹マインド裁判の常識

【第6回】

「税務訴訟における裁判所の判断過程の特徴等」

 

弁護士 下尾 裕

 

【第4回】及び【第5回】においては、税務訴訟における裁判所の価値判断について説明してきたが、今回からはこうした価値判断を踏まえた裁判所の判断過程、具体的には、事実認定及び法令適用(法令解釈)について順次検討する。

その手始めとして、本稿では、税務訴訟における裁判所の判断過程の特徴について説明するとともに、裁判所における事実認定の在り方について見てみることとする。

 

1 税務訴訟における裁判所の判断過程の特徴

裁判所は、事実認定(前提事実の確定)、前提事実に対する法令の適用、法令の適用から導かれる結論(法律効果)の確定という作業を行うことにより、個別の紛争等についてその判断を示している。こうした裁判所の判断過程の大枠は、税務訴訟とそれ以外の裁判手続とで大きく変わるところはない。

ここで、税務訴訟における判断過程の特徴を挙げるとすれば、以下のような点が挙げられると考えられる。


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筆者紹介

  • 下尾 裕

    (しもお・ゆたか)

    弁護士・公認不正検査士

    2006年10月弁護士登録、弁護士法人御堂筋法律事務所入所。2012年7月~2014年7月東京国税局調査第一部調査審理課における国際調査審理官としての勤務を経て、現在、弁護士法人御堂筋法律事務所パートナー。
    主な取扱業務は、訴訟・紛争解決、税務、M&A・事業承継、企業不祥事対応、刑事(企業刑事犯罪)等。

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