顧問先の経理財務部門の
“偏差値”が分かる
スコアリングモデル
【第6回】
「スコアリングモデルで評価する留意点」
~いきなり業績評価に使ってはいけない~
株式会社スタンダード機構
代表取締役 島 紀彦
はじめに
前回述べたとおり、スコアリングモデルは、複数の会社から集めた非会計情報からなる137個のKPIデータを統計的手法で定量化し、経理財務部門のサービスレベルを会社間で比較する相対評価を通じて、問題点を発見し、時代のベストプラクティスを目指して改善を促す契機とするものである。
スコアリングモデルは、会社の規模の大小を問わず、その経理財務部門のサービスレベルをデータに基づいて客観的に評価することができるが、実際に読者が顧問先にスコアリングモデルを活用して評価を行う場合に問題となるのは、どのような単位で評価を行うのか、評価結果をどのように活用するか、ということであろう。
そこで今回は、スコアリングモデルの評価単位と評価の留意点について解説しよう。
法人格単位で評価を実施
スコアリングモデルで評価を行う単位は、原則として法人格の単位と同じである。図表10を参照いただきたい。
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