顧問先の経理財務部門の
“偏差値”が分かる
スコアリングモデル
【第14回】
「仕入・買掛債務管理のKPI
(その① 仕入計上)」
株式会社スタンダード機構
代表取締役 島 紀彦
はじめに
前回までは「売上・売掛債権管理」のKPIを取り上げたが、今回から3回にわたり、「仕入・買掛債務管理」のKPIを取り上げる。
「仕入・買掛債務管理」は、販売用の商品・製品・サービス等を取得又は生産するために要する原材料、商品、役務の購入を管理する業務である。
スコアリングモデルを構成する18種類の業務の流れに照らすと、仕入・買掛債務管理は、原材料・商品・役務の購買、仕入・買掛金計上、棚卸資産管理、原価計算、決算という一連の流れの最初のトリガーとなる業務であり、そのサービスレベルが後に続く業務のサービスレベルを左右する点で重要な業務である。
そこで今回は、仕入・買掛債務管理の入口で、仕入計上の評価の妥当性、実在性を担保する業務管理の基本を問うKPIを取り上げる。
なお、調査項目では、勘定科目を重視して「買掛金計上」と呼んでいるが、仕入計上によって勘定科目として買掛金が計上されるのは周知のとおりであるので、以下では、業務の流れに即して「仕入計上」と呼ぶ。
◆KPIの項目◆
〔調査対象業務〕
仕入・買掛債務管理
〔調査対象業務プロセス〕
仕入計上
〔調査項目〕
仕入形態別又は仕入品目別に、買掛金計上のために仕入先から入手すべき書類を文書化していますか。
〔回答形式〕
「はい」「いいえ」
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