税理士が知っておきたい
不動産鑑定評価の常識
【第61回】
「PCBの使用と建物価格への影響」
不動産鑑定士 黒沢 泰
1 はじめに
不動産鑑定評価基準では、建物の価格に影響する個別的要因として、「有害な物質の使用の有無及びその状態」をあげています(総論第3章第3節Ⅱ)。また、不動産鑑定評価基準運用上の留意事項では、「建設資材としてのアスベストの使用の有無及び飛散防止等の措置の実施状況並びにポリ塩化ビフェニル(PCB)の使用状況及び保管状況に特に留意する必要がある」と規定しています(留意事項Ⅱ.2.(1))。
「有害な物質の使用の有無及びその状態」を確認することは、建物の価格にも影響するため非常に重要です。そこで、今回はPCBの性格や特徴をはじめとする基礎知識及び調査の要領(使用の有無を確認するためにどこでどのような事項を調査すればよいか)等について取り上げてみたいと思います。
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