〔中小企業のM&Aの成否を決める〕
対象企業の見方・見られ方
【第13回】
「他人事ではいけない調査の心得」
~調査機関の思考編~
公認会計士・税理士
荻窪 輝明
《今回の対象者別ポイント》
買い手企業
⇒M&Aの調査を効果的に活かすための買い手にとっての心得を知る。
売り手企業
⇒M&Aの調査ではどこを見られているのかポイントを知る。
支援機関(第三者)
⇒M&Aの調査機関の思考を知ってM&Aの助言や支援に活かす。
その他の対象者
⇒M&A調査の視点を通じて対象企業の見方・見られ方のポイントをつかむ。
1 調査は売り手の状況を教えてくれる
【第12回】の手順を踏んだ事前準備段階を終えると、通常、中小企業M&Aでは財務デューデリジェンス(【第12回】「他人事ではいけない調査の心得」~資料準備編~参照)を中心とする売り手企業での現地調査の段階に進みます。最近では調査に必要な資料のデータ管理を前提にリモート環境での調査が進んでいますが、中小企業の特性を考慮すると、過去の資料の管理は依然としてペーパーを頼りにしている場合が多いため、本稿では売り手企業に直接行って調査を行う想定で説明します。
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