〔まとめて確認〕会計情報の月次速報解説 【2022年12月】
2022年11月1日から11月30日までに公開した速報解説のポイントについて、改めて紹介する。
具体的な内容は、該当する速報解説をお読みいただきたい。
《速報解説》 JICPA、「倫理規則に関するQ&A(実務ガイダンス)」の確定を公表~監査業務の依頼人への非保証業務の提供や提供できる非保証業務の判断などを記載~
2022年12月15日付けで(ホームページ掲載日は2022年12月28日)、日本公認会計士協会は、「倫理規則に関するQ&A(実務ガイダンス)」(倫理規則実務ガイダンス第1号)を公表した。
《速報解説》 四半期決算短信「一本化」の方向性やサステナビリティ開示基準の開発を検討したディスクロージャ-WG報告が金融審議会でまとまる
令和4(2022)年12月27日、金融審議会「ディスクロージャーワーキング・グループ」は、「金融審議会ディスクロージャーワーキング・グループ報告」を公表した。
《速報解説》 法人税、住民税及び事業税等に関する会計基準等の改正を受け、連結財務諸表の用語等に関する規則の一部を改正する内閣府令案等が公表される
令和4(2022)年12月27日、金融庁は、「連結財務諸表の用語、様式及び作成方法に関する規則の一部を改正する内閣府令(案)」等を公表し、意見募集を行っている。
《速報解説》 電子提供措置事項記載書面への記載を要しない事項を定める「会社法施行規則等の一部を改正する省令」が公布される~株主総会資料の電子提供制度に係る対応~
令和4(2022)年12月26日、「会社法施行規則等の一部を改正する省令」(法務省令第43号)が公布された。
《速報解説》 会計士協会がKAMの事例分析(2021.4~2022.3)レポートを公表~KAMに係る実務の参考となる全体的な傾向、記載上の工夫等を収録~
2022年12月23日付けで(ホームページ掲載日は2022年12月26日)、日本公認会計士協会は、監査基準報告書701研究文書第2号「「監査上の主要な検討事項」の事例分析(2021年4月~2022年3月期)レポート(研究文書)」を公表した。
《速報解説》 企業のサステナビリティへの取組み及び監査等委員会の関与の在り方について現状分析した資料を監査役協会が公表~プライム市場上場会社では約60%がサステナビリティ委員会等を設置~
2022年12月23日、日本監査役協会 監査等委員会実務委員会は、「企業のサステナビリティへの取組みおよび監査等委員会の関与の在り方〈現状分析編〉」を公表した。
《速報解説》 監査役協会、改訂CGコードの監査役等関連項目について調査のうえ今後の監査役等の取組みを検討~内部監査部門は80%以上の会社が社長直属の位置づけ~
2022年12月23日、日本監査役協会 ケース・スタディ委員会は、「改訂コーポレートガバナンス・コードにおける監査役等関連項目への対応と今後の課題」を公表した。
〈注記事項から見えた〉減損の深層 【第11回】「製糖所が減損に至った経緯」-ねらいはコストダウンか-
日々の生活に欠かすことができない食品の1つに、砂糖があります。砂糖はたいていのお菓子や飲料等に食材として含まれており、砂糖を摂取しない日はまずないといってよいでしょう。
しかしながら、2020年来の新型コロナウイルス感染拡大のあおりを受けて、そのような砂糖も国内需要が減少しています。そして、そのためか製糖所の固定資産の減損が発生しています。
生活必需品という強みがありながら、製糖業でなぜ減損が発生するのでしょうか。以下、順に探っていきましょう。
〔中小企業のM&Aの成否を決める〕対象企業の見方・見られ方 【第34回】「買い手にとって良い第三者の条件とは」~より良い売り手を見つけてくれる第三者の選び方~
買い手がM&Aを希望して売り手探しをしたいとき、中小企業のM&Aでは、買い手好みの売り手が都合良く現れて案件が成立するというケースはかなり稀です。多くは、売り手がM&A仲介会社などを頼って売却意思を示したのを受けて、相見積もりのように複数の買い手候補を同時並行的に探すか、独占交渉権を得るかの如くマッチする可能性が高い買い手に声をかけて進んでいく、売り手起点型だと思われます。