小説 『法人課税第三部門にて。』
【第10話】
「優良法人の税務調査(その4)」
公認会計士・税理士 八ッ尾 順一
(前回のつづき)
「やはり・・・無理かなあ・・・」
渕崎統括官が田村上席に声をかけた。
法人課税第三部門の職員は、皆、税務調査で出張していて、渕崎統括官と田村上席しかいない。
「・・・?」
田村上席は、振り向いて、渕崎統括官を怪訝そうに見る。
「いや、あの例の・・・更生計画案で切り捨てられた債権なんだが・・・」
渕崎統括官は、苦笑いしながら言う。
「ああ、あれですか・・・」
田村上席は、大きく頷く。
「あれは、仕方ないでしょう」
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