〔中小企業のM&Aの成否を決める〕
対象企業の見方・見られ方
【第30回】
「M&Aを行う理由・要因別の売り手の見方」
公認会計士・税理士
荻窪 輝明
《今回の対象者別ポイント》
買い手企業
⇒M&Aを行う理由や要因によって異なる、売り手に対する見方のポイントを知る。
売り手企業
⇒M&Aを行う理由や要因によって異なる、買い手の売り手に対する見方を知る。
支援機関(第三者)
⇒M&Aを行う理由や要因によって異なる、売り手に対する見方を知り、M&Aの助言に役立てる。
その他の対象者
⇒M&Aを行う理由や要因によって異なる、売り手に対する見方のポイントを理解する。
1 M&Aを行う買い手の意図は何か
中小企業にとって、M&Aという手段は経営をする上で必ず行わなくてはならないものではありませんから、買い手がM&Aという判断、決断に至るには何らかの理由、要因があると考えるのが自然です。しかも、この理由や要因の別によって、買い手が売り手をどう見ているか、言い換えると、どのような売り手を探しているかも異なりそうです。
売り手からすると、どんな意図をもって、買い手が売り手に近づいてきたのかわからないと、売り手にとって望ましい買い手かどうかがわかりませんから、まず何よりも、買い手がどうしてM&Aをしようと思っているのかは、ぜひ知りたいところです。
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