〔中小企業のM&Aの成否を決める〕
対象企業の見方・見られ方
【第34回】
「買い手にとって良い第三者の条件とは」
~より良い売り手を見つけてくれる第三者の選び方~
公認会計士・税理士
荻窪 輝明
《今回の対象者別ポイント》
買い手企業
⇒買い手にとって望ましい第三者像を見つけるためのヒントを得る。
売り手企業
⇒買い手にとって良い第三者の条件を知り、第三者探しのヒントに役立てる。
支援機関(第三者)
⇒買い手に相応しい第三者になるためのヒントを得て、M&Aの助言に役立てる。
その他の対象者
⇒買い手にとって良い第三者の条件を知って、実務に役立てる。
1 買い手に案件を持ち掛ける第三者の存在
買い手がM&Aを希望して売り手探しをしたいとき、中小企業のM&Aでは、買い手好みの売り手が都合良く現れて案件が成立するというケースはかなり稀です。多くは、売り手がM&A仲介会社などを頼って売却意思を示したのを受けて、相見積もりのように複数の買い手候補を同時並行的に探すか、独占交渉権を得るかの如くマッチする可能性が高い買い手に声をかけて進んでいく、売り手起点型だと思われます。
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