収益認識会計基準を学ぶ 【第3回】「契約の識別」
【第2回】で解説したように、収益認識会計基準は5つのステップに従って収益を認識すると規定している。その最初のステップが収益認識会計基準19項以下で規定する「契約の識別」である。
今回(第3回)は「契約の識別」について解説する。
フロー・チャートを使って学ぶ会計実務 【第55回】「会計上の見積り開示」
ASBJより2020年3月31日に「見積りの不確実性の発生要因」に係る注記情報の充実を目的として、企業会計基準第31項「会計上の見積りの開示に関する会計基準(以下、「見積基準」という)」が公表された。
〈注記事項から見えた〉減損の深層 【第4回】「歯科器材メーカーが減損に至った経緯」-コロナの陰に隠された本当の問題-
今回はのれんの減損事例です。新型コロナウイルスの影響もあって減損に至ったのですが、実はその2年前に、同じのれんを減損していました。果たして何があったのか、減損注記から読み解いていきましょう。
〔事例で使える〕中小企業会計指針・会計要領《税金費用・税金債務》編 【第2回】「消費税」
消費税に関しては、中小企業会計指針においても、上場企業等の会計処理の取扱いと同様に、税抜経理方式が原則とされています。今回はこの消費税の原則的な会計処理を、法人税法上の取扱いも含めて紹介します。
〈事例から学ぶ〉不正を防ぐ社内体制の作り方 【第5回】「調達をめぐる「三権分立」の仕組み」~「発注」「検収」「支払」の分離による相互牽制~
ものづくりの会社を訪れると、たいてい資材や調達に関する部門が設置されています。これらの部門は、製品や商品を製造するための原材料を外部から調達することが主な仕事です。製造に際して、安価で良質な原材料を安定的に提供できる取引先を見出すことはとても大切なことです。製造にあたり、どこに発注したら安価で良質な原材料を入手できるのか、それを一番熟知しているのが、資材、調達あるいは仕入部門になります。
原材料の調達には、材料の品質などに関わる専門的かつ実務的な知識の習熟が求められるため、一朝一夕にそれらの知識を身につけることは困難です。そのため、ローテーションが比較的難しい部門に分類されるため、調達にかかわる会社の仕組み作りには注意が必要になります。
《速報解説》 会計士協会から「訂正報告書に含まれる財務諸表等に対する監査に関する実務指針」の公開草案が公表される~監査業務の受嘱、監査人交代時の対応、監査意見の表明等に係る留意事項等示す~
2021年4月22日、日本公認会計士協会は、「監査・保証実務委員会実務指針「訂正報告書に含まれる財務諸表等に対する監査に関する実務指針」」(公開草案)を公表し、意見募集を行っている。
これは、訂正報告書の提出が必要となる状況における監査人の対応について、昨今の監査基準等の改訂も踏まえて検討したものである。
《速報解説》 会計協、「監査基準の改訂に関する意見書」の「その他の記載内容」の改訂等を受け、「農業協同組合法に基づく会計監査に係る監査上の取扱い及び監査報告書の文例」等の改正(公開草案)を公表
2021年4月22日、日本公認会計士協会は次のものを公表し、意見募集を行っている。
《速報解説》会計士協会がリモートワークに伴う各企業の課題や監査上の課題の整理を目的とした取りまとめを公表~労務管理、メンタルケア、OJTなど監査人側の問題にも指摘~
2021年4月22日、日本公認会計士協会は、「リモートワークを俯瞰した論点・課題(提言)」を公表した。
これは、リモートワークに伴う各企業の課題や監査上の課題の整理を目的とするものである。
《速報解説》 会計士協会、「新型コロナウイルス感染症に関連する監査上の留意事項(その5-2)」を公表~電子形式で経営者確認書の原本を入手する際の留意点を示す~
2021年4月23日、日本公認会計士協会は、「新型コロナウイルス感染症に関連する監査上の留意事項(その5-2)」を公表した。
これは、電子形式によって経営者確認書の原本を入手する場合の留意点を示すものである。