〈桃太郎で理解する〉収益認識に関する会計基準 【第13回】「もし鬼退治後のパトロールまで頼まれていたら~取引価格の配分」
桃太郎がイヌを連れて鬼ヶ島へと旅していると、サルがやってきました。
「桃太郎さん、お腰につけたきびだんごを、ひとつ私にくださいな。」
「鬼ヶ島について来るならあげましょう。」
「もちろんついていきます!」
「それはよかった! でもそれだけじゃなくてね、鬼退治が終わって3ヶ月経ったら、鬼ヶ島の様子を見てきてくれないか?」
「えっ・・・」
企業結合会計を学ぶ 【第24回】「子会社が親会社に会社分割により事業を移転する場合の会計処理」
今回は、共通支配下の取引等の会計処理のうち、子会社が親会社に会社分割により事業を移転する場合の会計処理(会社分割の対価が親会社株式のみの場合)について解説する。
なお、文中、意見に関する部分は、私見であることを申し添える。
経理担当者のためのベーシック会計Q&A 【第152回】金融商品会計⑱「払込資本を増加させる可能性のある部分を含む複合金融商品(転換社債型新株予約権付社債)の会計処理」
弊社では、「転換社債型新株予約権付社債」(以下「転換社債」という)の発行を検討しております。
転換社債の発行時及び転換社債に付された新株予約権の行使時の発行者側の会計処理方法を教えてください。
企業結合会計を学ぶ 【第23回】「子会社が親会社を吸収合併する場合の会計処理」
子会社が親会社を吸収合併する場合、個別財務諸表上、次のように会計処理する(結合分離適用指針209項、210項、440項)。
経理担当者のためのベーシック会計Q&A 【第151回】金融商品会計⑰「払込資本を増加させる可能性のある部分を含む複合金融商品(新株予約権)の会計処理」
弊社では、「現金のみを対価として受け取る新株予約権」(以下「新株予約権」という)の付与を検討しております。
新株予約権発行時、権利行使時及び失効時の発行者側の会計処理方法を教えてください。
〈桃太郎で理解する〉収益認識に関する会計基準 【第12回】「もし第二鬼ヶ島にも行くことになったら~契約の変更」
今回は、鬼ヶ島(第一鬼ヶ島)のほかに、もう1つ別の鬼ヶ島(第二鬼ヶ島)があったという設定にしました。桃太郎たちは、当初の鬼退治に向かう途中で第二鬼ヶ島を発見し、急きょ計画を変更したようです。
イヌ・サル・キジは、桃太郎と鬼退治同行サービスの契約を結んでいます。その遂行途中で内容に変更が生じた場合、イヌ・サル・キジの収益認識処理に何か影響が出るでしょうか。
以下、収益認識会計基準に照らして考えていきましょう。
企業結合会計を学ぶ 【第22回】「親会社が子会社を吸収合併する場合の会計処理」
親会社が子会社を吸収合併する場合、個別財務諸表上、次のように会計処理する(結合分離適用指針205項、206項、438項)。
下記のほか、中間子会社に対価の支払を行う場合の取扱い、子会社と孫会社との合併の場合についても規定されている。
企業結合会計を学ぶ 【第21回】「共通支配下の取引等の範囲及び概要」
「共通支配下の取引等」とは、「共通支配下の取引」と「非支配株主との取引」を併せた呼称である(企業結合会計基準40項)。
次のように整理される。
〈桃太郎で理解する〉収益認識に関する会計基準 【第11回】「もし鬼退治に含まれる3つの仕事が別々の契約だったら~契約の結合」
「きびだんごをいつあげるか」ということで、桃太郎のイヌの条件が折り合わないようですね。
桃太郎としては、鬼退治完了後にきびだんごをあげたいようです。これに対してイヌは、今すぐきびだんごが欲しいようです。
これでは契約が成立しません。さあ、困りました。