Ⅲ グループ通算制度を適用する場合の会計処理及び開示に関する取扱い
2021年8月12日にASBJより、実務対応報告第42号「グループ通算制度を適用する場合の会計処理及び開示に関する取扱い(以下、「グループ実務報告」という)」が公表された。
1 会計処理及び開示
詳細は、下記の拙稿を参照されたい。
2 適用時期
適用時期は、以下のとおりである(グループ実務報告31、65、66)。
〔原則〕
2022年4月1日以後に開始する連結会計年度及び事業年度の期首から適用。
〔早期適用〕
2022年3月31日以後に終了する連結会計年度及び事業年度の期末の連結財務諸表及び個別財務諸表から適用することができる(四半期での早期適用は不可)。
なお、上記Ⅱで解説した実務対応報告第39号「連結納税制度からグループ通算制度への移行に係る税効果会計の適用に関する取扱い」については、本実務対応報告の適用により、当該実務対応報告を適用する企業が存在しなくなった段階で廃止される(グループ実務報告34)。
(了)
この連載の公開日程は、下記の連載目次をご覧ください。